北大路機関

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海上自衛隊ヘリコプター搭載護衛艦はるな 現役護衛艦として舞鶴基地に佇む

2009-03-17 22:20:38 | 海上自衛隊 催事

◆舞鶴に、はるな健在!

 護衛艦ひゅうが、護衛艦ひゅうが就役、ヘリコプター護衛艦ひゅうが。ここ数日間、アクセス解析では、例外的に、富士はやぶさ、ブルートレインが数日間上位に上がった以外は、新型艦のキーワードにて本ブログを訪問される方が多い。

Img_5475  Weblog北大路機関は、昨日0100時過ぎにアクセス解析開始から91万アクセスを突破しました。たくさんのアクセスありがとうございます。こうして、ひゅうが、が多くの注目を集める中、海上自衛隊最古参のヘリコプター搭載護衛艦はるな、の写真を撮影してきたので、本日はこの特集を掲載したい。

Img_5474  常夜灯が賑やかな舞鶴基地北吸桟橋。舞鶴基地では、護衛艦はるな、が自衛艦旗を掲げ、いよいよ迫った除籍のときを静かに待っていた。明日、18日、ヘリコプター搭載護衛艦ひゅうが、がいよいよ就役するのだが、同時に海上自衛隊艦上航空の基礎を築いた、はるな、が除籍される。

Img_5431  今日でこそ、海上自衛隊は大型水上戦闘艦勢力では世界第二位、洋上哨戒機の総数でも米海軍に続く規模を有している、大洋海軍としての地位を確たるものとし、遠くインド洋に補給艦を中心とする部隊を展開させ、先日は、遥かアフリカ沖に跳梁跋扈する海賊を取り締まるべく出航するだけの規模を有するに至っている。

Img_5490  しかし、その海上自衛隊の基礎を築いた護衛艦の存在を忘れては今日の海上自衛隊を語ることは出来ず、華やかな大都市の夜景、自然を湛えた俯瞰風景、車窓に流れる活気ある街並み、日本という社会を軍事安全保障という位置から支える、平和主義を実現するための抑止力の礎となったことは忘れるべきではない。

Img_5412  あきづき型、あやなみ型、たかつき型、あまつかぜ、おやしお、うずしお型、あつみ型、海上自衛隊の発展に寄与し、無言の圧力として日本に対する正当性無き脅威に備えた数々の艦艇、はるな型のネームシップ、はるな、もいよいよ歴史の中の艦船になろうとしている。しかし、支えた乗員は次の艦艇に移り、伝統は受け継がれる、次世代へと。

Img_5472  舞鶴基地からみて対岸の造船所には、イージス艦あたご、が定期整備で入っていた。あたご型は、“現在”海上自衛隊最大の護衛艦である。イージスシステムの眼、SPY-1レーダーにはカバーが被せられており、もしかしたら、このあとしばらくしたらドックにはいって整備を行うのかもしれない。

Img_5486  舞鶴航空基地では、SH-60Jヘリコプターが発着訓練を行っていた。時刻は1900時過ぎ、夜間に発着訓練を行うのは、護衛艦のASW[対潜戦闘]任務において、潜水艦の脅威は昼夜を問わず、結果夜間のヘリコプター発着も当然行われるため、こうした訓練の必要性は高い。夜間のこうした航空機発着訓練を撮影したのは、小生、今回が初めてかもしれない。

Img_5478  建造中の砕氷艦しらせ。横須賀基地では、保存か解体かの境界にある、旧しらせ、が除籍後、係留されているが、新しらせ、としてその名は受け継がれた。ヘリコプター護衛艦はるな、も、将来的にはミサイル護衛艦や、新しいカテゴリーの自衛艦として、その名は受け継がれるかもしれない。

HARUNA

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コメント (2)
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