北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

護衛艦ゆうぎり(JMSDF DD-153 YUGIRI) 名古屋港へ入港

2011-06-09 23:27:49 | 海上自衛隊 催事

◆ゆうぎり、明日朝出航予定

 名古屋港に護衛艦ゆうぎり、が入港しました。昨日入港し本日一般公開が行われたのですが、一般公開に行く事は出来ず、埠頭からのみ撮影しましたので掲載します。

Img_8343  護衛艦ゆうぎり、基準排水量3500㌧、満載排水量4900㌧、あさぎり型護衛艦三番艦として1989年に竣工した汎用護衛艦で、全長137㍍、対潜対空対水上用各種誘導弾とヘリコプターを運用するガスタービン推進艦で、データリンク能力やステルス性、NBC防御能力は就役から20年を経て新型艦に見劣りはするものの、重要な護衛艦の一隻。

Img_8364  名古屋港へは地下鉄名城線の名古屋港行きに乗車し、終点名古屋港駅からガーデン埠頭へ徒歩で移動、するとよく御一緒するH氏の姿が。春日井駐屯地以来の再開でして、氏とは自衛隊関連行事等で多くお会いする事もあり、今年は東日本大震災によりこれら行事がのきなみ中止、三カ月ぶりの再会と互いの無事を祝いました。

Img_8368  ゆうぎり上部構造物の拡大。海賊対処任務に向かうべく艦橋には防弾板が追加されているほか、機関銃座も配置されています。この護衛艦ゆうぎり、は母港が青森の大湊基地、今回の震災における災害派遣では相当厳しい状況下での任務を強いられたのではないか、そう思いつつ、加えて本艦は第2護衛隊群第2護衛隊、くらま、と同じ護衛隊ですので南西諸島における中国海軍の近日動向を思い出した次第。

Img_8376  母港は大湊基地なのですが佐世保の第2護衛隊群に所属している、という編成は護衛艦隊改編により即応艦と高練度艦の分布を改めることで日本周辺における幅広い即応能力を醸成することが目的、と聞いています。今回は護衛隊規模での訓練を想定しているのでしょうか、後部に標的筏を搭載しているのが目を引きました。

Img_8383  今回の入港では一般公開を行ったのみで電灯艦飾等は行っていないのですけれども、名古屋港の照明とともに常夜燈を灯す護衛艦の姿は一種幻想的です。そして潮風の香りとともに稼働する排気と漂う潤滑油や軽油の香り、今年は前述の通り一般公開等が余り行われていない分、この雰囲気は久々に海へ来たのだな、と安心感。ゆうぎり、は明日朝出航予定とのことです。

北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断点s内は厳に禁じる)

コメント (2)
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