◆ジブチへ任務長期化を見越した航空拠点
防衛省統合幕僚監部によれば、本日6月1日よりジブチにおけるソマリア沖海賊対処任務派遣航空部隊施設が運用開始となったそうです。
海上自衛隊は、ソマリア沖海賊事案に対処するべく、護衛艦部隊により船団護衛を行う海賊対処派遣水上部隊に加えて、P-3C哨戒機により航空哨戒を実施し海賊容疑船舶や不審船情報を哨戒にあたる各国海軍に伝送する海賊対処派遣航空部隊をジブチに展開、アデン湾の海賊被害防止に努めています。
(お知らせ)2 3 . 6 . 1:統合幕僚監部・・・ジブチ共和国における新活動拠点の運用開始についてジブチ国際空港に整備してきた海賊対処活動のための新活動拠点について、整備が概ね終了したことから、平成23年6月1日より派遣海賊対処行動航空隊が運用を開始しますのでお知らせします。http://www.mod.go.jp/jso/Press/press2011/press_pdf/p20110601.pdf
今回の拠点は、ジブチ国際空港北側地域の12㌶に建設された自衛隊関連設備で、P-3C哨戒機用格納庫、隊本部庁舎、宿舎と体育館等を47億円を投じて整備したもので、海外に航空拠点を持つという事例は、今回の海賊対処任務における拠点が最初の事例となります。
海上自衛隊は、ジブチ国際空港南側の米軍航空基地を拠点として任務に当たってきたのですが、派遣任務の長期化を見越し、独自に支援設備を建設したというかたちなのですが、これは海上自衛隊ジブチ航空基地、として位置づけられるのか、派遣個0う空部隊拠点としてだけ位置づけられるのか、こちらには興味がわきますね。
はるな
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