北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

長野県中部地震(2011.06.30)への防衛省自衛隊の対応

2011-06-30 23:34:58 | 防災・災害派遣

◆マグニチュード5.5、松本で震度5強

 今朝発生した長野県中部地震に対する自衛隊の対応です。余震も発生していますが、東北地方太平洋沖地震の影響により、更に大きな地震へ警戒が続いているとのこと。

Img_4683  本日6月30日0816時に長野県中部を震源とするマグニチュード5.5の地震が発生し、松本城の城壁等に罅が入ったほか、一部家屋などにも損害が出たとのことです。この地震に対して防衛省は陸上自衛隊より第12ヘリコプター隊のヘリコプターが相馬原駐屯地と北宇都宮駐屯地より、海上自衛隊が厚木航空基地より第4航空群の哨戒機が、また航空自衛隊からは新潟救難隊の航空機が出動しました。

Img_6531  地震発生は0816ですが、航空自衛隊は0842に新潟救難隊がU-125Aを情報収集に発進、0859に厚木航空基地よりP-3Cが、そして同時国に第12ヘリコプター隊のOH-6が同じく情報収集へ発進、0905時に第12ヘリコプター隊のUH-60JAが情報収集に発進しましたが、大きな被害が確認されなかったため1053に航空機による情報収集を終了しています。

Img_8265  岐阜県では19世紀の濃尾大震災の余震が21世紀の今日でも観測されるとのことで、東北地方太平洋機地震もマグニチュード9.0という大型の地震であったため、余震は今後数十年単位で予想されるのですが、大きく動いたプレートの影響、そして宮城県沖地震など周辺部の影響や、今回のような地震にの今後とも厳重な警戒が必要です。

北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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