◆くらま定期整備中・あきづき建造中
日曜日に長崎市のグラバー園に観光へと足を運びましてその際対岸の三菱重工長崎造船所を望見する事が出来ました。
ヘリコプター護衛艦くらま、定期整備中の様子。ドックに入渠しており、グラバー園からはマストの先端部分しか見えなかった為、グラバー園から歩いて少々きつい登り階段で25分の鍋冠山公園展望台へ移動、このような様子を撮る事が出来ました。8月1日に定期整備のため佐世保基地を出航し、そのまま定期整備を受けているようです。
護衛艦あきづき、建造中の様子。昨年2010年10月13日に進水式を果たし来年2012年3月の就役に向け建造が進んでいます。そろそろ公試も行われているのでしょうか、多機能レーダーFCS-3を搭載した高い防空能力を有する汎用護衛艦を、グラバー園に向かう途中に撮影しました。
グラバー園から俯瞰した護衛艦あきづき。満載排水量で7000㌧、と汎用護衛艦としては空前の大型艦となった新型艦の一番艦で、イージス艦の艦隊広域防空能力を補完する任務や、イージス艦の弾道ミサイル防衛任務に際してのイージス艦への航空攻撃からの防御などが期待されています。
護衛艦ゆうだち、きりさめ、を初めて見たのはグラバー園でした。鍋冠山公園展望台からの護衛艦あきづき。撮影する角度と標高が変わるとこういうように映るのですが、望遠レンズによる圧縮効果があるとはいえ、多機能レーダーを搭載した巨大な上部構造物が一層極まって見えます。
20DD、平成20年度計画2245号艦、あきづき型護衛艦の二番艦建造中の様子。進水式は今年秋ということになっていますが、艦名はやはり護衛艦てるづき、でしょうか。名艦ということで護衛艦たかつき、という名前を受け継ぐこともあるかもしれませんね。あきづき型は防空重視艦となっていますが、続く汎用護衛艦は建造費低減を期するとのこと。
あきづき型二番艦をはっきりと撮影する事が出来たのは今回が初めてですが、四隻が建造される本型に続く次の汎用護衛艦がどうなるのか、個人的には無人機と回転翼航空機の運用を重視した従来型DDHと汎用護衛艦の中間のような護衛艦、というのを期待するのですが、それと同じくらい本艦の艦名がどうなるのかも楽しみですね。
北大路機関:はるな
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