◆特別企画用写真一挙放出!!
400万アクセス突破感謝の特別企画として、いろいろ突っ込みがありそうな写真特集を掲載します。
陸上自衛隊が新しくAH-1S対戦車ヘリコプター後継として導入を開始するAH-1Z-block2、富土重工がアメリカのベノレ社と共同で開発、従来のAH-1Sを原型としてエンジンを双発化し、ツインローターを搭載、飛行時の安定を強化したもので、全国の対戦車ヘリコプター隊と中央即応集団などへ68機が調達される。
機動戦闘車。87式偵察警戒車の後継として師団偵察隊に配備されるほか、旅団に新しく新編される機動砲中隊や中央即応集団中央機動火力大隊、第一空挺団への配備が計画され、60式自走無反動砲の後継として中距離多目的誘導弾を補完する目的から一部普通科連隊の対戦車中隊への配備なども計画されている。
搭載する105mm砲は液体装薬を用いた多段階薬包を採用する新型砲で、発射後に加速、距離900mにおいて1200m/sの最大初速に達する特殊運動エネルギー弾構造を採用。これにより74式戦車の93式APFSDS弾に準じる対戦車能力を有し、加えて装輪式による高度な戦略機動性、データリンク能力を備えている。
11式短距離地対空誘導弾特型。81式短距離地対空誘導弾後継である11式の機動運用型で、特に師団後方策源地への戦域弾道弾攻撃への対処能力を有し、加えて航空機への対処能力とともに低空侵入する小型無人機への迎撃能力を重視した特型、航空自衛隊へ配備される基地防空ミサイルとは別装備となっています。
火力戦闘車(試その一)。旧式化が進むFH-70榴弾砲の後継として開発される新型自走榴弾砲で、技術研究本部により進められた先進軽量砲の技術と、99式自走榴弾砲により培われた自動装填装置技術が応用される火力戦闘車の試作型。一効力射3発20秒以内の実施と40秒以内の離脱を可能とし、高い戦略機動性を誇るという凄い装備です。
そしてこれが新鋭輸送機C-130H-130,エンジンを改修したC-130Jの胴体を延長したC-130J-30というのがありましたが、こいつは米九軍から中古で導入した六機のC-130Hの胴体をつなぎ合わせることで更に胴体を30ではなく130延長して格納庫の前に機首、格納庫の後ろに尾翼が出るほど胴体が長く、・・・、いや、なんというかお気づきでしょうかね。最初の一枚で気づくよね。小牧で撮った一枚。
・・・、スマン。やってみたかっただけ。でもコラではないです、今回コラ写真は零。一枚目の写真は明野航空祭においてAH-1SとAH-64Dが重なった瞬間を撮影したもの。手前にはOH-1が飛んでいました。AH-64Dの調達が進まず、ベル社製AH-1Sからボーイング社製AH-64Dにいきなり方針転換した富士重工の話を思い出しつつ、ちょっと掲載。
機動戦闘車っぽい一枚は、75式自走榴弾砲と96式装輪装甲車が同意に展開される訓練展示模擬戦などではよく撮影されている模様で、私も真駒内駐屯地祭での訓練展示模擬戦に偶然重なったところを写真に収めることが出来ました。実物の機動戦闘車は、こんな重なったヤッツケ仕様ではなく、もう少しシルエットが洗練されたものとなるはず。
こちらは守山駐屯地祭。反対側に停車しているのは74式戦車です。実際開発が進められている機動戦闘車は懸架装置へ新技術が開発されない限り低圧砲を搭載する事になるでしょうから、戦車の代替とはなりえず、偵察隊や対戦車隊等に強行偵察や火力支援用に配備されるのが望ましいです。
火力戦闘車は、この重なった様子は既報ですね、昨年の伊丹駐屯地祭にて撮影したもの。03式8中距離地対空誘導弾とFH-70が重なったもの。M-114ではなくFH-70を導入した陸上自衛隊がその後継火砲に選定するのですから、牽引が道交法上難しい52口径砲を自走化したもので、装輪式は戦略機動性重視と迅速な陣地転換の実現手段、おそらく自動装填装置を搭載した短時間火力瞬発行使に重点を置く高度な自走砲となるはずです。
11式特型は完全なウソ。誘導弾に共通性があり高機動車で運用する航空自衛隊所要はありますが、弾道ミサイル迎撃能力はありません。武山駐屯地で撮影した93式近距離地対空誘導弾の背後に空自のPAC-3が映っただけの写真。・・・、とまあ、今回は特別企画ということで四月一日に掲載するような、しかし、今年の四月一日はとてもそんな余裕がなかったので、その代替、という意味もあるのかな、こんな記事にしました。機関奴らの陰謀だ!、とお怒りの方もいらっしゃるかもしれませんが、こういう遊び心のある本ブログを今後ともご贔屓にお願いいたします。
北大路機関:はるな
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