北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

岐阜基地航空祭、撮影位置徒歩移動:北側主会場⇔順光南側会場

2011-11-23 23:11:24 | 航空自衛隊 装備名鑑

◆所要時間は最短一時間超

 岐阜基地航空祭撮影、昨夜はメイン会場最前線からを掲載しましたが、移動して撮影するとどうなるのでしょうか。

Img_7422岐阜基地は、外周沿いに国道や県道を利用して移動した場合一周12km以上の広大な面積を持つ基地ですが、航空祭で基地を歩いた場合、どのくらいの時間を要するか、というのが本日のお題。バスで移動することもできるのですが、歩いたらどうなるのでしょうか、過去の航空祭写真より作成。

Img_8751岐阜基地は広い基地なのですが、何故歩くのか、素朴な疑問をもたれる方もいるでしょう。別に宗教的な理由や哲学的意味合いはありません。単に北側メイン会場でなければ撮影できない新装備があるのですが、逆光なので航空機の飛行展示を撮影するには南側会場に行くことが必要、ただそれだけです。

Img_2298たかが地上展示、航空祭は飛行展示を優先しては?と思う方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、岐阜基地は飛行開発実験団の基地、各種新型ミサイルや新型爆弾、新型航空機や試作機など、岐阜でなければ見ることが出来ない装備は多くあり、見所の大きな部分。

Img_6900_12007年航空祭では徒歩移動を実践しました。北側からの写真はどうしてもこうなるからです。徒歩での移動、北側会場から南側会場まで徒歩で移動した場合はどうなるのでしょうか。シャトルバスも運行されているのですが、岐阜基地航空祭輸送に活躍する岐阜バスも航空自衛隊有数の来場者を誇る岐阜基地航空祭においては限界を超えることもあり、バス待ちの時間を考え徒歩で移動することも選択肢としなければならないことも。

Img_6959_12007年の航空祭では事実徒歩で移動したのですが、徒歩ダイヤグラムを組んでみると0822の入場と共に北側メイン会場での地上展示機の撮影を開始、その後適宜上空を飛行する航空機を撮影しつつ移動をしまして、バス乗り場付近でも編隊を撮影、0924時にT-2初号機が保存展示されている地点を通過しました。所要実に一時間。更に十分後の0942時には誘導路の転回部分を通過します。

Img_7035_1誘導路転回部分での写真。ここで少し撮影してゆきます。1106時に滑走路エンド延長線上を通過し、ここまで一時間半近くを要しているのですが、徒歩による移動の所要時間と共に救難飛行展示が行われていたため望遠ズームレンズにより撮影しつつの移動を行っていたことが移動所要時間を長くしている要素の一つであることは特記しておきましょう。

Img_9487これが南側会場からの写真。これぞ航空機という写真にしあがってくれました。1124時に南側会場に或る保存展示機地区に到達、ここで保存展示されている航空自衛隊の航空機を撮影しています。当然ですが、この時間帯は既に南側会場も最前列付近は物凄い来場者であふれています。

Img_7416南側会場もメイン会場ほどではないのですが混雑、脚立は使用禁止ですので、良好な撮影場所を探すのに少々時間を要しましたが、バス駐車場付近の植え込み、その狭間から300mm以上のズームでは滑走路が撮影できることで、そこを撮影場所に、ここで1155時。

Img_7280多機種による異機種大編隊。南側会場での撮影は1426時に完了し、そこから再度北門方面へ移動を開始します。誘導路転回地点付近への到達が1508時になっていますので、大凡40分で徒歩移動できることになります。ここで帰投航空機を若干数撮影、T-2保存展示機付近を1540に通過、岐阜基地を出たのは1552時でした。

Img_95162008年は移動時間短縮を図り、0916に会場での地上展示機撮影を完了して移動を開始。T-2初号機保存展示機付近を0924時に通過、誘導路付近はそのまま通過し、滑走路エンド延長線上の通過は1005時。保存展示機地区通過は1019時、南側会場撮影位置到達は1027時、徒歩移動時間は概ね一時間超、ということになります。

Img_7197 バスはこの距離を十分足らずで通過し移動しますから、異動後の撮影位置の確保時間も考えなければならないのですが、概ねバス待ち時間が一時間以内であればバスを使った方が早い、ということになります。それに、徒歩一時間は慣れない人には撮影機材の重さもあり、辛いところがあるやもしれません。他方、待ち時間のうちに死角を航空機通貨というリスクもありますから、歩きながらいろいろと取れるという利点は捨てがたいものでもあります。このあたり当日の個々の判断、ということになるのでしょうね。

北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

コメント (2)
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