北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和四年度二月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2023.02.18-2023.02.19)

2023-02-17 20:19:29 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 インド軍が来ると雪が降るのだなあと考える今日この頃です。

 今週末の自衛隊関連行事は行われません、自衛隊関連行事の行われない季節にはハードディスクの内容を整理したり、本棚の模様替えや庭木の手入れをしたり、様々な被写体を撮影して撮影技術を磨きたいところですが、2023年は昨年以上にCOVID-19による3年間に及ぶ行事中止の流れから自衛隊関連行事再開のほうへ大きく転換することになるでしょう。

 梅の季節が本格化しつつある今日この頃に、今週は京都も雪化粧することとなりまして鞍馬に大雪が降りましたが、梅の季節の先の桜の季節に入りますと、これはもうものすごい混雑になるのかもしれないなあ、と思いつつ春の自衛隊行事が本格化することでしょう。この為の情報収集、自衛隊のではなく基地の街のいまを散策してみては、と思うのですね。

 自衛隊関連行事さいかいを前に、お近くの駐屯地や基地の周りのレストランが喫茶店、散策してみる、というのもよいかもしれません。いやお近くでなくとも海上自衛隊基地の周りでしたら、軍港都市、という名の通り基地とともに歩んだ繁華街、というものが形成されていますので、また基地周辺の公園からは艦艇など遠望することができるかもしれません。

 基地の町散策、戦闘機部隊の基地は平日には日施訓練が行われているものの休日には対領空侵犯措置任務緊急発進以外行われていませんし、駐屯地などは資料館が一般開放されている稀有な事例を除けばあまり行事の日以外に駐屯地を眺めるために散策することはお互いのために不幸です、ただ、ご飯屋さん散策や周辺の名所旧跡散策には制限はありません。

 COVID-19感染症法五類変更、実のところ感染力は強いままですので致死率が極限まで低下していても再感染による感染者数分母の増大から社会を守るための自衛策は必要とも考えるのですが、一方でリスクを負えるならば旧交というものも重要です、このためには例えば自衛隊関連行事でしか会わないという方々の中には数年ぶりの再会ということもある。

 おお生きてたか、という、映画プレデターのシュワちゃん名言“このヤロー生きていやがったか!”と喜び合う様子を、実は私自身が2021年のイギリス空母クイーンエリザベス出航撮影の際に、道中の京急駅前や観音崎にて実際に周りの方々とかわしている様子をみていますので、こうした際、ある程度気を付けて行事の帰りに一杯、とすることも可能やも。

 基地周辺散策といいますのは、北大路機関では“榛名さんの総監部グルメ日誌”という、どこかで聞いたようなタイトルにてほぼ毎週、基地周辺などのグルメ情報を掲載している背景としまして、2020年に呉市内のおいしかった店のいくつかが2021年に再訪しますと閉店していた、という状況で、ここはリスクのない範囲内で支える必要を痛感したため。

 舞鶴でもビーフシチューの名店、とおもっていたお店が閉店し、キッチンカー移動販売に転業するなどの話もありましたし、横須賀では駅前の海軍旅館がとうとう閉業してしまいました、いまどうなっているのか、こうした情報のために散策してみるというのは気分転換にもなりますし、他方で意外な懐かしいお店が普通に頑張っていたりもするものです。

 ムンバイ、というつくば市のインド料理店が百里基地周辺で急に有名になったところではあるのですが、ちなみに当方の場合は湖北の高島市で本格インド料理というとどこなのだろうか、ちょっと最近気になっているところです。ああ、しかし駅前の割烹さんも前に板前さんが来る前でもお酒だけ電車の待ち時間で呑ませてくれた故に料理が気になりますね。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・行事予定:特になし 


■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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ロシア軍主力のT-72戦車半数を喪失,ウクライナ戦争開戦一年-イギリス国際戦略研究所分析

2023-02-17 07:00:26 | 防衛・安全保障
■臨時情報-ウクライナ情勢
 T-72戦車といいますとものすごい数が有るという印象だったのですが。

 イギリスの国際戦略研究所が毎年発表するmilitarybalanceにおいて、ロシア軍はロシアウクライナ戦争でのウクライナ侵攻により主力であるT-72戦車の半数を喪失したとの分析結果を発表しました。主力戦車の半数、という表現もあるようですが、ロシア軍には量産準備中のT-14とT-90戦車にT-80戦車とT-72戦車などが現役戦車として運用中です。

 ミリタリーバランスは一昔には邦訳され、普通に書店に並んでいたものなのですが邦訳版は価格帯も安く、原語版も購入はしている一方、こうしたものの普及の度合いというものが我が国における平和議論、特にリアリズム的な視点での世界政治を考える上では必要であるように思います。邦訳が難しくとも原語版をもう少し簡単に手にとえれれば、と思う。

 T-72戦車は順次改良型のT-72B3に改修されており、またT-90主力戦車はT-72の後期製造型で、名称を改称した背景には1991年湾岸戦争で大損害を受け輸出市場においてマイナス印象を強めた事から改名したもの、T-80戦車はガスタービンエンジンを採用した高性能戦車ですが燃費の悪さと整備性の悪さから、逆にT-72とT-90が重用されている現状です。

 レオパルド2戦車などのウクライナ軍供与が開始されるならば、数で圧すというロシア軍の運用にも限界が生じるのでしょうか。ロシア軍としては西側第三世代戦車の夜戦能力を警戒するという側面もあるのかもしれません、いや、東欧NATO諸国が供与したT-72戦車近代化改修型も夜間戦闘能力はかなり高められているのですが、設計思想の違いは大きい。

 第三世代戦車は設計の時点で夜間戦闘能力を高めて暗視装置の普及していない軍隊が苦手とする夜間戦闘に勝ち目を見い出すという方式です。この点ですと、主力戦車と装甲戦闘車が供与されないことには、西側水準とはいえ、ストライカー装甲車やM-113装甲車だけで夜間戦闘を行い、相手にT-90戦車でも配備されていれば手痛い目に遭いますが、しかし。

 夜間ですと相手の対戦車火力や航空火力は、ロシア軍の水準では、特に新鋭装備が殆ど枯渇している現状、打つ手なしとなる可能性もでてくるのです。ロシア軍ウクライナ侵攻から間もなく一年となりますが、ロシア軍の目的は兎も角として損耗したT-72をT-14で置換えるまでどのくらいの時間を要するのか、別次元の軍隊となるのかはおおきな関心事です。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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