■自衛隊関連行事
節分という事で鬼を撮影して参りましたが皆様この寒い最中にいかがお過ごしでしょうか。
今週末も自衛隊関連行事は行われません、ただ、今月から伊勢湾機雷戦訓練が開始されています。伊勢湾機雷戦訓練は、舞鶴展示訓練のような後方展示訓練ではなく、通常の海上自衛隊訓練なのですが、陸奥湾機雷戦訓練や錦江湾機雷戦訓練とおなじように多数の掃海艇と掃海母艦などを展開して行う訓練です。そして多くは四日市港などに寄港するのです。
掃海艇、護衛艦と比べれば小型で、とおもわれるでしょうが伊勢湾機雷戦訓練は先ず集まる掃海艇の数が非常に多く、展示訓練でも、またあの観艦式でもこれだけの掃海艇は集まりません。そして、こちらは海上保安庁の航路情報などで確認するのですが、一斉出航や訓練終了に伴う一斉帰港は、多数の掃海艇行き来しこちらに向かう、迫力はなかなかです。
改正ソーラス条約、テロ対策としての港湾管理強化により、港湾の散策は開放されている埠頭なのか、立ち入りが制限されている埠頭なのかを慎重に調べる必要がありますし、荷役作業のおこなわれていない埠頭となりますと、絶対大丈夫といえるのはポートタワー、それ以外は個別を調べる必要がありますが、内容的に調べてみる価値はあるでしょう。
すがしま型掃海艇などは、まだまだ新しい掃海艇、とわたしなどは思ってしまうのですが、木造船体を採用した掃海艇は機雷に対して高い性能を持つものの、木造船体ゆえに老朽化も速く進み、意外と耐用年数は長くはありません、母港に憩う様子は撮影が簡単ですが、特に航行している掃海艇、自衛艦艇というものは、おもったほど撮影できないのですね。
ひらしま型掃海艇は、木造船体ですが船体をそのままFRP構造とした掃海艇えのしま型が続いて建造され、こちらは船体寿命も長く一定期間長期にわたり運用されることとなります。ただ、形状は同じなのですが逆光などと重なりますと、FRP製船体と木造船体のちがいが如実にわかるものとなっていまして、こちらもいまだからこその情景というものです。
出航の様子もなかなかの迫力なのですが、入港の様子は、こちらがわに多数の掃海艇が向かってくる様子、角度と時機をあわせれば単縦陣のように構図が決まる瞬間もありまして、観艦式の中止や一般公開中止が相次ぎ、毎年各地方隊が行った展示訓練が、昨年の舞鶴での実施を除けば十年近く中止が続く中、艦隊行動を陸上から撮影できる機会は貴重です。
もがみ型護衛艦へ。今後掃海艇の任務は掃海隊群に配備される護衛艦もがみ型により置き換えられることとなりますので、伊勢湾機雷戦訓練も維持されるとしたならば、すがしま型掃海艇の並ぶ様子は将来みられなくなり、もがみ型護衛艦が多数埠頭にぎっしりとこう並ぶ様子にとってかわるのでしょう。それはそれで見てみたい気もするのですが。
FFM多機能護衛艦の掃海は機雷掃討方式に限られ、水上戦闘艦による機雷掃討はオーガニック方式とよばれるのですが、この方式では確認掃海という、特定の艦艇が航行しても機雷が爆発しないか、という、海域の機雷すべてを除去するという現在の掃海方式とは異なりますので、可能性として、もがみ型はこういう訓練に参加しない可能性もある。
二月の伊勢湾、鈴鹿山脈が雪化粧している様子などは幻想的で遠景に眺めても美しいのですが、しかし撮影に行かれる方で留意いただきたいのは、ものすごく寒い、ということです。出航は朝早い時間にも行われますので、寒い時間帯、防寒具はこれでもかというほどにあった方がよいかもしれません、そして改正ソーラス条約のしたしらべも含めご準備ください。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・行事予定:特になし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
節分という事で鬼を撮影して参りましたが皆様この寒い最中にいかがお過ごしでしょうか。
今週末も自衛隊関連行事は行われません、ただ、今月から伊勢湾機雷戦訓練が開始されています。伊勢湾機雷戦訓練は、舞鶴展示訓練のような後方展示訓練ではなく、通常の海上自衛隊訓練なのですが、陸奥湾機雷戦訓練や錦江湾機雷戦訓練とおなじように多数の掃海艇と掃海母艦などを展開して行う訓練です。そして多くは四日市港などに寄港するのです。
掃海艇、護衛艦と比べれば小型で、とおもわれるでしょうが伊勢湾機雷戦訓練は先ず集まる掃海艇の数が非常に多く、展示訓練でも、またあの観艦式でもこれだけの掃海艇は集まりません。そして、こちらは海上保安庁の航路情報などで確認するのですが、一斉出航や訓練終了に伴う一斉帰港は、多数の掃海艇行き来しこちらに向かう、迫力はなかなかです。
改正ソーラス条約、テロ対策としての港湾管理強化により、港湾の散策は開放されている埠頭なのか、立ち入りが制限されている埠頭なのかを慎重に調べる必要がありますし、荷役作業のおこなわれていない埠頭となりますと、絶対大丈夫といえるのはポートタワー、それ以外は個別を調べる必要がありますが、内容的に調べてみる価値はあるでしょう。
すがしま型掃海艇などは、まだまだ新しい掃海艇、とわたしなどは思ってしまうのですが、木造船体を採用した掃海艇は機雷に対して高い性能を持つものの、木造船体ゆえに老朽化も速く進み、意外と耐用年数は長くはありません、母港に憩う様子は撮影が簡単ですが、特に航行している掃海艇、自衛艦艇というものは、おもったほど撮影できないのですね。
ひらしま型掃海艇は、木造船体ですが船体をそのままFRP構造とした掃海艇えのしま型が続いて建造され、こちらは船体寿命も長く一定期間長期にわたり運用されることとなります。ただ、形状は同じなのですが逆光などと重なりますと、FRP製船体と木造船体のちがいが如実にわかるものとなっていまして、こちらもいまだからこその情景というものです。
出航の様子もなかなかの迫力なのですが、入港の様子は、こちらがわに多数の掃海艇が向かってくる様子、角度と時機をあわせれば単縦陣のように構図が決まる瞬間もありまして、観艦式の中止や一般公開中止が相次ぎ、毎年各地方隊が行った展示訓練が、昨年の舞鶴での実施を除けば十年近く中止が続く中、艦隊行動を陸上から撮影できる機会は貴重です。
もがみ型護衛艦へ。今後掃海艇の任務は掃海隊群に配備される護衛艦もがみ型により置き換えられることとなりますので、伊勢湾機雷戦訓練も維持されるとしたならば、すがしま型掃海艇の並ぶ様子は将来みられなくなり、もがみ型護衛艦が多数埠頭にぎっしりとこう並ぶ様子にとってかわるのでしょう。それはそれで見てみたい気もするのですが。
FFM多機能護衛艦の掃海は機雷掃討方式に限られ、水上戦闘艦による機雷掃討はオーガニック方式とよばれるのですが、この方式では確認掃海という、特定の艦艇が航行しても機雷が爆発しないか、という、海域の機雷すべてを除去するという現在の掃海方式とは異なりますので、可能性として、もがみ型はこういう訓練に参加しない可能性もある。
二月の伊勢湾、鈴鹿山脈が雪化粧している様子などは幻想的で遠景に眺めても美しいのですが、しかし撮影に行かれる方で留意いただきたいのは、ものすごく寒い、ということです。出航は朝早い時間にも行われますので、寒い時間帯、防寒具はこれでもかというほどにあった方がよいかもしれません、そして改正ソーラス条約のしたしらべも含めご準備ください。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・行事予定:特になし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)