■自衛隊関連行事
今年はほんとうに梅雨を逃げ切れるのではないかと思う今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか、今週末の行事紹介です。
北千歳駐屯地、第1特科団の司令部が置かれる日本最大の火砲とミサイルの駐屯地です。駐屯地には第7師団隷下の第71戦車連隊、そして北部方面隊直轄の第1高射特科団隷下の第1高射特科群第302高射中隊も駐屯、第7師団の東千歳駐屯地と並び重装備が数多く配備され、88式地対艦誘導弾にMLRSと203mm自走榴弾砲に90式戦車等の駐屯地です。土曜日に行われるのでご注意を。
北千歳駐屯地祭では観閲行進に加え、地対艦ミサイルやMLRSの支援下に90式戦車が躍動する訓練展示が行われます、地対艦ミサイルの展示は模擬揚陸艦を相手とした戦闘など工夫が凝らされているほか、かつては90両が配備されましたが、さすがにMLRS等へ置き換えられ、数が減ってきました203mm自走榴弾砲の空包射撃は迫力の一言につきる。
留萌駐屯地、第2師団隷下の第26普通科連隊が駐屯しています。連隊隷下には96式装輪装甲車中隊も維持され、北海道ならではの迫力の展示が期待できましょう。さて、留萌は日本海側にあり、やはり関心事となるのは鉄道の利便性です。JR北海道にて札幌と滝川から留萌に向かう留萌本線ですが昨年六月に2020年度を目処として廃止の方針を示しました。
第26普通科連隊は師団普通科連隊、十年ほど前までは106mm無反動砲も残っていました、4個普通科中隊と重迫撃砲中隊をもつ重厚な編成ですが、第4中隊だけは旭川駐屯地に駐屯しており、これは平成の自衛隊縮小改編において旭川の第9普通科連隊を廃止した際に、師団司令部駐屯地に即応部隊を置くという必要性から分駐させる、北海道独特の運用です。
丘珠駐屯地、北部方面航空隊と第11旅団隷下の第11飛行隊が駐屯するヘリコプター部隊駐屯地です。丘珠といいますと、札幌空港の名で親しまれる丘珠空港といった方がわかりやすいでしょうか。ただ、本日、立川駐屯地においてUH-1J多用途ヘリコプターの不時着事故が発生、UH-1Jは丘珠の主力装備であり、飛行展示は大幅な変更も予想されます。
島松駐屯地、北部方面後方支援隊本部と北海道補給処本処の置かれる北海道における兵站支援の最大拠点です。新たに即応予備自衛官主体の補給大隊が創設されたほか、戦闘部隊としては第1高射特科群の第303高射中隊と第304高射中隊が駐屯しています。派手さはありませんが、ゆっくりと装備品を見ることができる、家族連れ向き行事といえましょう。
さて撮影の話題というか先週に続きカメラの話題。G3X,コンパクト機種でありながら驚くべき高性能を発揮する1型センサー搭載カメラです。性能は凄いのですが、一つだけ留意点が。デジタルズームを併用した場合2400mmの高倍率ズームを発揮するのですが、ファインダーが無い、つまり肉眼で被写体を狙いのではなく、モニターで被写体を追う事になりまして、ある程度慣れ、練度が必要となります。
2400mmズームであれば、1km先の群衆の人数とある程度表情も識別できるほどの性能が在るのですが、例えば航空機等を撮影する場合、長望遠が必要な場合は航空祭が最も多い当方、カメラのフォーカス機能は遠距離で距離感を掴めない為に、一瞬でも少しでもブレて画角外に航空機が出てしまいますと、フォーカス機能は初期状態に戻ってしまうのです。
高倍率ズームで一旦フォーカスが初期状態に戻ってしまいますと、航空機が5km10km先で編隊を組んでいる様子が見えたとしても、カメラは被写体が数十m以内にいるのではないかと走査を始めますので、ズームを広角側に戻し、現在狙う被写体は数km先にある、とカメラに教えねば、ピントが合致しませんし被写体認識さえしません。ここは練度が要る。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・6月23日:留萌駐屯地駐屯地祭https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/2d/
・6月23日:丘珠駐屯地祭…https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/
・6月23日:島松駐屯地…https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/
・6月22日:北千歳駐屯地駐屯地祭…https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
今年はほんとうに梅雨を逃げ切れるのではないかと思う今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか、今週末の行事紹介です。
北千歳駐屯地、第1特科団の司令部が置かれる日本最大の火砲とミサイルの駐屯地です。駐屯地には第7師団隷下の第71戦車連隊、そして北部方面隊直轄の第1高射特科団隷下の第1高射特科群第302高射中隊も駐屯、第7師団の東千歳駐屯地と並び重装備が数多く配備され、88式地対艦誘導弾にMLRSと203mm自走榴弾砲に90式戦車等の駐屯地です。土曜日に行われるのでご注意を。
北千歳駐屯地祭では観閲行進に加え、地対艦ミサイルやMLRSの支援下に90式戦車が躍動する訓練展示が行われます、地対艦ミサイルの展示は模擬揚陸艦を相手とした戦闘など工夫が凝らされているほか、かつては90両が配備されましたが、さすがにMLRS等へ置き換えられ、数が減ってきました203mm自走榴弾砲の空包射撃は迫力の一言につきる。
留萌駐屯地、第2師団隷下の第26普通科連隊が駐屯しています。連隊隷下には96式装輪装甲車中隊も維持され、北海道ならではの迫力の展示が期待できましょう。さて、留萌は日本海側にあり、やはり関心事となるのは鉄道の利便性です。JR北海道にて札幌と滝川から留萌に向かう留萌本線ですが昨年六月に2020年度を目処として廃止の方針を示しました。
第26普通科連隊は師団普通科連隊、十年ほど前までは106mm無反動砲も残っていました、4個普通科中隊と重迫撃砲中隊をもつ重厚な編成ですが、第4中隊だけは旭川駐屯地に駐屯しており、これは平成の自衛隊縮小改編において旭川の第9普通科連隊を廃止した際に、師団司令部駐屯地に即応部隊を置くという必要性から分駐させる、北海道独特の運用です。
丘珠駐屯地、北部方面航空隊と第11旅団隷下の第11飛行隊が駐屯するヘリコプター部隊駐屯地です。丘珠といいますと、札幌空港の名で親しまれる丘珠空港といった方がわかりやすいでしょうか。ただ、本日、立川駐屯地においてUH-1J多用途ヘリコプターの不時着事故が発生、UH-1Jは丘珠の主力装備であり、飛行展示は大幅な変更も予想されます。
島松駐屯地、北部方面後方支援隊本部と北海道補給処本処の置かれる北海道における兵站支援の最大拠点です。新たに即応予備自衛官主体の補給大隊が創設されたほか、戦闘部隊としては第1高射特科群の第303高射中隊と第304高射中隊が駐屯しています。派手さはありませんが、ゆっくりと装備品を見ることができる、家族連れ向き行事といえましょう。
さて撮影の話題というか先週に続きカメラの話題。G3X,コンパクト機種でありながら驚くべき高性能を発揮する1型センサー搭載カメラです。性能は凄いのですが、一つだけ留意点が。デジタルズームを併用した場合2400mmの高倍率ズームを発揮するのですが、ファインダーが無い、つまり肉眼で被写体を狙いのではなく、モニターで被写体を追う事になりまして、ある程度慣れ、練度が必要となります。
2400mmズームであれば、1km先の群衆の人数とある程度表情も識別できるほどの性能が在るのですが、例えば航空機等を撮影する場合、長望遠が必要な場合は航空祭が最も多い当方、カメラのフォーカス機能は遠距離で距離感を掴めない為に、一瞬でも少しでもブレて画角外に航空機が出てしまいますと、フォーカス機能は初期状態に戻ってしまうのです。
高倍率ズームで一旦フォーカスが初期状態に戻ってしまいますと、航空機が5km10km先で編隊を組んでいる様子が見えたとしても、カメラは被写体が数十m以内にいるのではないかと走査を始めますので、ズームを広角側に戻し、現在狙う被写体は数km先にある、とカメラに教えねば、ピントが合致しませんし被写体認識さえしません。ここは練度が要る。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・6月23日:留萌駐屯地駐屯地祭https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/2d/
・6月23日:丘珠駐屯地祭…https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/
・6月23日:島松駐屯地…https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/
・6月22日:北千歳駐屯地駐屯地祭…https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関