北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】百里基地ラファール日仏共同訓練【6】C-2輸送機とラファール戦闘機の並び(2024-07-19)

2024-12-21 20:23:32 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■ラファール戦闘機
 この写真を撮影した七月の暑さはもう雪が舞うこの季節になると昔話のように思えてくるのですけれども。

 ラファール戦闘機が誘導路をすすみます、が、驚いたのはこのラファールが一旦停止してくれたことでしょうか。ラファールも難産の戦闘機でしたが、感心するのはフランスがよくここまで育て上げたという、なにか郷土愛を戦闘機から感じる。

 ラファールの初飛行は1986年、自衛隊の後継機研究が始まったT-4練習機並みに古いのですが、初飛行の時点でエンジンをスネクマ社が開発できず、仕方ないのでアメリカのF/A-18CホーネットとかとおなじF-404エンジンを二つ積んで初飛行した。

 クレマンソー級空母に搭載するという関係で、小型、この小型というのは実際に見なければ気づかないほど大空では堂々としているのが印象なのですけれど、ここからスネクマ社製M-88エンジンを開発するまで難産で、運用開始はなんと2000年だ。

 RBE2/AESAレーダーを搭載している関係で定義としては先進的なのだけれど機首のレドームの大きさからアンテナ素子を十分な数ならべることができず、一応40目標を同時追尾でき8目標に対処できるものの、探知距離には顕界があるともいわれて。

 AESAレーダーですのでアップデートがしやすく改良型のRBE2-AAレーダーは探知距離が50%延伸したと言われるのですが、開発当時はアメリカのAMRAAMに匹敵するMICA空対空ミサイルを搭載できる点も強みでした、ただ、MICAは発展性が続かない。

 MICAは開発当時こそAMRAAMに相当する射程、つまり80kmというかなり長い交戦距離を誇りましたが、AMRAAMのほうがそのあと射程を70kmから100kmまで達して、今は170km先まで届くのですがMICAは改良型の開発が遅れて、性能が陳腐化してしまった。

 ミーティアミサイルが欧州共同ミサイルとして開発され、この射程が110kmあり、ラファールでも運用できるのでラファールが陳腐化したとかいう問題ではないのですが、要するにラファールは生まれた当時の優等生を維持するのに苦労していて。

 F3にF3.1とF4,ラファールの方はしかしそれでも新型と言いますか仕様変更型が次々と開発されていて、能力を第一線級としているのですが、機体が小型空母での運用を念頭としたためにどうしても小型すぎ、発展に大きな天井ができてしまったのだ。

 スカルプEG巡航ミサイルという射程550kmの巡航ミサイルを発射できますし、そしてこれは普段は使わないミサイルですがASMPという、名前だけは自衛隊が使っているASM-1っぽいんですが、射程250kmの核ミサイルを運用することができるもの強みで。

 ラファールは、性能云々よりも地元第一主義的なフランスが、最先端を自分たちでもなしとげられると信じて育て続けているというてんで、なにか、羨望ではないのですけれども、凄い戦闘機なのだなあ、とこう感慨深いものを受けてしまうのですよね。

 F-2より小さい。ただただ、こんなに小さい戦闘機だとは気づかなかった、というのが正直なところです。これは茨城空港から撮影したのですが、最初展望台からラファールはどこか、と探したのです、するとよく見たらF-2戦闘機のかげのぶぶんに隠れ。

 7月19日、百里基地にラファール戦闘機が到着した日です。F-2とおなじくらいの大きさの戦闘機だったのかあ、とまあ一種の感心といいましょうか、驚きとともに未だこの後到着するフランス軍機を撮影するために、展望台へ撮影位置を移動したのでした。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-名古屋,大須-メニュー名は”牛肉の炙りタタキ北海道産洋わさびのポテトピューレと利尻昆布ポン酢ジュレ添え”

2024-12-21 14:45:23 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 寒くなってきたのは本当にクリスマスと年末が近づく。

 名古屋大須、北大路機関は毎年特撮写真を年末年始に特集していますが、その為の買い物は東京の秋葉原や大阪の日本橋ではなく、名古屋大須と京都寺町が圧倒的に多い、寺町は御寺の目の前で自分の信仰を高めているのだが、大須も大須観音の門前町なのだけれど。

 ワイン渡辺、大須三丁目にありますワインバルは、ランチタイムからワインを楽しんですごすことができる一軒で、アーケードの真下にあるので当日どしゃ降りだろうと雪が舞っていようと愉しめるお買い物の通りにありまして、買い物の合間にちょっとおすすめ。

 牛肉の炙りタタキ北海道産洋わさびのポテトピューレと利尻昆布ポン酢ジュレ添え。けっこう長い名のメニューなのだけれども、ようやくこの頃iPhoneのメモ機能でメニューの名前をメモするというひと手間を覚えたので、こうやって正確な情報をお届けできる。

 ヴェガマトニョロレッドというスペイン産の赤ワインと共に頂く、レッドってスペイン語だとどう表現するのかわからないが、さっぱりして軽めの渋みを湛えたワインで、やはりビーフには赤ワインだよなあ、という素朴な事柄を確認して、また一口いただく。

 BAL,ということでこう気軽に寄れる感じが言い、長時間大祭する様な椅子は屋外のテーブル席で、店内はカウンターの様なテーブルが並び、腰かける程度の簡易の椅子に身を任せて、ちょっとしたワインの一時を料理と共にたのしくというのが、商店街らしい。

 キュペラメゾンルージュという、ルージュって単語は大学の第二言語ではなくアニメで高校生の頃におぼえたんだったか、こちらはフランスのワインだ、フレンチという看板なのに最初にスペインワインを頼んでしまったが、こちらも渋みと、なにより香がたつ。

 京都の寺町と新京極のように、大須も東仁王門通りと大須通りという二つの並行する商店街がアーケードを広げていて、しかし電気街は並行する二つの商店街とはさらに並行して、少し離れているけれども、アーケードなく広がっている、この街歩きは、たのしい。

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【京都発幕間旅情】京成電鉄3500系電車,来年も京成電鉄沿線の習志野訓練場では国際空挺部隊が降下する

2024-12-21 07:00:11 | コラム
■来年の習志野
 京成電鉄3500系電車の写真と共に。

 来年の第1空挺団降下訓練始めは凄いらしい、毎年一月の第二日曜日に、この京成電鉄沿線で行われるのが第1空挺団降下訓練始めです。もともとは第1空挺団の一年の訓練安全を願って初降下を行う、という千葉県自衛隊の伝統行事だったのですが。

 アメリカ軍が参加するようになってから、沖縄第1特殊作戦群の方々が、習志野は降下するのが狭くて難しかった、という、見ている我々からは一直線に自由降下してきますので流石米軍、と思っていたのですが塔の米軍は難しさが際立っていたようで。

 陸軍空挺部隊が日米防衛協力の象徴として参加するようになったのは数年後、そして、イギリス軍とかが参加する様になりまして、国際色を帯びてきたなあ、と感じていたところなのですが、この数年、COVID-19新型コロナウィルス感染症が終わると、凄いことに。

 アメリカ軍、イギリス軍、オーストラリア軍、カナダ軍、フランス軍、ドイツ軍、オランダ軍、イタリア軍、ポーランド軍、フィリピン軍、シンガポール軍、タイ軍、が来年降下するそうです、あ、あと、陸上自衛隊も降下する。いっそ航空自衛隊も来てはとおもう。

 フォルゴーレ空挺旅団とか第11空中機動旅団とか第16空中突撃旅団とか、第31降下猟兵旅団とか、部隊の名前は色々浮かぶのですが、空挺部隊を持っていないような国も、恐らく特殊部隊なのでしょう、こうかしてくれるというのが最近の習志野で。

 自由主義国の空挺部隊は、オショーガツーにニホンのナラシーノでクーテイコーカするという時代、少し気流に流されると京成電鉄までやってくるという緊張感で、今年に続いて来年も、今度は実に13か国、朝鮮戦争みたいな参加国で食邸効果が行われるのですね。

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