榛名さんの総監部グルメ日誌
上陸ビールという言葉があるように日常にビールは馴染み或る一杯なのですが、しかし奥行きを見てみますとその世界は広い。
わたしはそれほど呑むほうではなく嗜む程度のつもりなのですが、友人のなかには凄いのも居ますし、呑めない方も多く、しかしその中にビールだけ駄目なのだ、という方も少々います。しかし、いきなりジャックダニエルのダブルをロック、というのも粋ではない。
スプリングバレー京都、ここは色々なビールがあるのですよ。先ずは不思議な醸造という豊潤496とシルクエールにジャズベリーという三種類の定番セットを。同じビールといっても色々な銘柄ばかりではなく製法一つ違うだけで別物になるものでして。個性を愉しむ。
エールビールとラガービールとともに自然発酵とビールにもいろいろあるのですが、アルコールが駄目なのではなく蒸留酒と醸造酒は大丈夫でありビール以外の炭酸飲料も大丈夫というのでしたら、なにか泡の吹いたビールも愉しめるものは無いかな、こう考えます。
醸造所を錦市場近くに、というここスプリングバレー京都ですが、豊潤496という銘柄はここで醸造、なんでも発酵前に仕込むホップを醸造後に貯蔵する際にも仕込むという、保存性を高めつつ発泡を安定化させる、が麦芽を大量に使う、ちょと不思議な風味を醸す。
チョリソーに生ハムにパテにと、ここは適当な肴がいろいろありまして、がっつりの肉料理から小技の利いたパスタやピザ、というものもあり、揚げ物に海鮮のカルパッチョから自分に言い訳する為の健康そうなバーニャカウダなんていうものも、しかし引き立て役だ。
ビールをどう考えるか、考えれば味らいが敏感な子供の頃にちょっぴり味見させてもらったビールの苦さに驚かされて、なんぜこんなものを飲むのだろう、と思われた幼少の記憶はみなさま誰でもお持ちなのではないでしょうか、しかし、これが味覚変化といえるのか。
スタウトとトラピストビール、所謂黒ビールにもいくつか種類がありまして、いやしかし実は双方とも数日間の上面発酵によるエールビールという点は同じなのですけれども、トラピストビールは発酵よりも度数に旨みを見い出した製法、これなら愉しめないかな、と。
ラガービールはラガー酵母でエールビールはエール酵母を用いるのですが、ラガービールのピルスナーは、日本で“トリアエズナマ”と呪文のように唱える居酒屋で出されるビールは大抵がピルスナーといいますので、ビールが苦手な方はピルスナーが苦手では、とも。
ジャズベリーなどのフルーツビールは、子供の飲み物と揶揄する方が居ますがそのうち痛い目に合うに違いないと思う。人生を変える出会いといいますか、学生時代に憲法の先生から御馳走して頂いた、リンデマンスクリークというベルギービールが価値観を変えた。
アフターダークという銘柄の黒ビール、度数は6%と高すぎずそしてじっくりと呑むというよりも嗜むといい愉しむという。黒ビールの中でもスタウトが黒いのは麦芽が欧州で課税対象となった時代に、大麦をローストして麦芽の代用としたのがはじまりというのみもの。
スタウトは冷やしすぎない方が良い、というのは欧州の島国の同好の方のはなしでして、またじっくりと一杯いっぱい楽しむという。確かに口に含むと苦味の中の甘みが似た色の喫茶店の飲み物を思い出すような、それこそ一杯をゆったり嗜むビールというたのしみ。
中京区高宮町の、町屋といいますか、古い建物を改造しているとのことですが、外側が古いだけで内側はもう別物という。しかし、錦市場に隣接するこちらでは、要するに錦市場が最先端の物流恩恵という印象ですから、要するに古さをお洒落に置き換えた、という。そんな場所でわたしはビールを考えました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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上陸ビールという言葉があるように日常にビールは馴染み或る一杯なのですが、しかし奥行きを見てみますとその世界は広い。
わたしはそれほど呑むほうではなく嗜む程度のつもりなのですが、友人のなかには凄いのも居ますし、呑めない方も多く、しかしその中にビールだけ駄目なのだ、という方も少々います。しかし、いきなりジャックダニエルのダブルをロック、というのも粋ではない。
スプリングバレー京都、ここは色々なビールがあるのですよ。先ずは不思議な醸造という豊潤496とシルクエールにジャズベリーという三種類の定番セットを。同じビールといっても色々な銘柄ばかりではなく製法一つ違うだけで別物になるものでして。個性を愉しむ。
エールビールとラガービールとともに自然発酵とビールにもいろいろあるのですが、アルコールが駄目なのではなく蒸留酒と醸造酒は大丈夫でありビール以外の炭酸飲料も大丈夫というのでしたら、なにか泡の吹いたビールも愉しめるものは無いかな、こう考えます。
醸造所を錦市場近くに、というここスプリングバレー京都ですが、豊潤496という銘柄はここで醸造、なんでも発酵前に仕込むホップを醸造後に貯蔵する際にも仕込むという、保存性を高めつつ発泡を安定化させる、が麦芽を大量に使う、ちょと不思議な風味を醸す。
チョリソーに生ハムにパテにと、ここは適当な肴がいろいろありまして、がっつりの肉料理から小技の利いたパスタやピザ、というものもあり、揚げ物に海鮮のカルパッチョから自分に言い訳する為の健康そうなバーニャカウダなんていうものも、しかし引き立て役だ。
ビールをどう考えるか、考えれば味らいが敏感な子供の頃にちょっぴり味見させてもらったビールの苦さに驚かされて、なんぜこんなものを飲むのだろう、と思われた幼少の記憶はみなさま誰でもお持ちなのではないでしょうか、しかし、これが味覚変化といえるのか。
スタウトとトラピストビール、所謂黒ビールにもいくつか種類がありまして、いやしかし実は双方とも数日間の上面発酵によるエールビールという点は同じなのですけれども、トラピストビールは発酵よりも度数に旨みを見い出した製法、これなら愉しめないかな、と。
ラガービールはラガー酵母でエールビールはエール酵母を用いるのですが、ラガービールのピルスナーは、日本で“トリアエズナマ”と呪文のように唱える居酒屋で出されるビールは大抵がピルスナーといいますので、ビールが苦手な方はピルスナーが苦手では、とも。
ジャズベリーなどのフルーツビールは、子供の飲み物と揶揄する方が居ますがそのうち痛い目に合うに違いないと思う。人生を変える出会いといいますか、学生時代に憲法の先生から御馳走して頂いた、リンデマンスクリークというベルギービールが価値観を変えた。
アフターダークという銘柄の黒ビール、度数は6%と高すぎずそしてじっくりと呑むというよりも嗜むといい愉しむという。黒ビールの中でもスタウトが黒いのは麦芽が欧州で課税対象となった時代に、大麦をローストして麦芽の代用としたのがはじまりというのみもの。
スタウトは冷やしすぎない方が良い、というのは欧州の島国の同好の方のはなしでして、またじっくりと一杯いっぱい楽しむという。確かに口に含むと苦味の中の甘みが似た色の喫茶店の飲み物を思い出すような、それこそ一杯をゆったり嗜むビールというたのしみ。
中京区高宮町の、町屋といいますか、古い建物を改造しているとのことですが、外側が古いだけで内側はもう別物という。しかし、錦市場に隣接するこちらでは、要するに錦市場が最先端の物流恩恵という印象ですから、要するに古さをお洒落に置き換えた、という。そんな場所でわたしはビールを考えました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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