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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-京都駅,ビールと共にオーバーツーリズムとマナー問題を考える

2024-11-24 18:27:34 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 数百年守り続けられてきた文化財には敬意を払ってほしい。

 航空祭はじめ自衛隊行事全般にも当てはまることだけれども、過多、というのは結構厳しい事を生むように思う、それはオーバーツーリズムで千人に一人程度しか本来居ないマナーの悪い人が毎日数万人が来ると毎時なにかを引き起こす災厄という。

 ビールでも呑みながら、ふと先日あったことを振り返る。立ち入り禁止の苔、ロープも張ってあるんだが、ここに立ち入って記念写真、もちろん苔を踏んでいる、庭師さんでさえせめて裸足になって苔を痛めないようにしている、夏を生き延びた苔の上に。

 三脚禁止のところで三脚を立てて撮影する外国人、英語で注意してもアジア系なのでわからないふりをするという、英語は地球語なんて大嘘で、銃剣でも突き立ててやらないとわからないのだろうか、銃剣ならば充分地球語だと思うというほど憤った。

 マナーや常識、というものは育った環境で定着するものだから、例えば隣国は日本統治時代まで"約束"という概念が無かったと謂うし、北朝鮮にまだ邦人観光客が入国できた時代、"自由"という概念が21世紀になってもなにかわからない状態が続くという。

 自由の意味をはき違えている、と戦前に日本ではアメリカを分析したという文献に接すると、なるほど戦時色濃くなる時代にあっても日本には自由の概念はあったわけだ、と。まあ、明治維新の先に大正デモクラシーの産物なのかもしれないけれども。

 寺院は観光地ではないのだけれども、来場する連中はほんどうに仏教に関心があるのだろうかとどうしても気になってしまう。仏教は言葉にしにくい信仰なのだけれどもせめて節度というものを以てほしいなあと期待するのは、無理なのだろうか。

 COVID-19のさなかは、今思えば大変ではあったが節度はあった、あの頃の写真、いた2022年頃の写真を見返しても、あの頃が一番落ち着きがあったように思う、2020年は大変だったけれども、とそんなことをどうしても考えてしまうのですよね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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