■第4施設団創設61周年
三年ぶりの駐屯地祭というものが全国で徐々に一般公開に漕ぎ付けています。
日曜日に大久保駐屯地創立65周年・第4施設団創設61周年記念行事が執り行われました。先日の第3師団祭はCOVID-19感染拡大後としては自衛隊初の師団祭再開となりましたが、兵庫県に隣接する京都府でも自衛隊初の施設団祭再開と相成りました次第でいい風向です。
宇治市は近鉄大久保駅にほぼ隣接する大久保駐屯地は、旧陸軍飛行場予定地として建設が進められ、その滑走路造成予定地はそのまま記念式典の会場となっています。その影響でしょうか、東千歳駐屯地ほど広くは無いもののなにか第13旅団の海田市駐屯地に似ている。
第4施設団と第3施設大隊が駐屯しています大久保駐屯地は中隊旗ひとつとって非常に数が多く、旗の敬礼動作でも見応えがあります。式典会場では今回、写真の整列部隊の真後ろにも見学者区画が設定されていたのですが式典を撮るには前からしか選択がありません。
団長兼ねて大久保駐屯地司令坂元秀明陸将補の巡閲、油断なく身に着けているマスクは現在がCOVID-19の緊張が続いている事を示しています、全国の部隊が感染対策から行事を非公開乃至中止としている中に在りまして、いまの時代に自衛隊を見せる決断は頼もしい。
大久保駐屯地は旧軍飛行場建設予定地となっていましたが、同時にこの地は複雑な問題を抱えていまして、数年前まで駐屯地祭に際してはなかった風景などが、その問題の深さを示していますが、同時にこの光景は2020年代に撮影したことを証明する情景でもある訳だ。
施設科部隊の駐屯地、その様子は職種を示す海老茶色のマフラーにも示されていますが、なにより工兵たる施設科の装備がずらり並ぶ様子からも垣間見えまして、そして今年度の行事では、この整列している隊員の後ろ側も見学席として開放されていたのはあたらしい。
三年ぶりの行事、こう実現しました駐屯地祭ですが、一般開放の区間が複雑でして、特に施設科といえば爆破、訓練展示ではかなりの火薬を使用する関係上、一般開放地域が頻繁に完全通行止めとなったり、制限区画が二度に渡り拡大されるなど、色々とありました。
駐屯地祭、しかし、完ぺきといえる程の準備と共に、なにか“ナウシカの王蟲”のような仮設敵を相手に大暴れする74式戦車、105mm戦車砲は一発で王蟲も吹飛ばすのかという訓練展示、微妙に直撃しない迫撃砲弾、例の大久保名物地雷処理ロケットなど、目白押し。
観閲行進は南恵庭や勝田や小郡等一部以外では見れない施設機材が次々と行進しまして、豊川の第6施設群始め遠方の駐屯地からの隷下部隊も参加して、なにかこう駐屯地祭に懐かしささえ感じる今日この頃に在って、しっかり日焼けする程に行事の気風を満喫できました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
三年ぶりの駐屯地祭というものが全国で徐々に一般公開に漕ぎ付けています。
日曜日に大久保駐屯地創立65周年・第4施設団創設61周年記念行事が執り行われました。先日の第3師団祭はCOVID-19感染拡大後としては自衛隊初の師団祭再開となりましたが、兵庫県に隣接する京都府でも自衛隊初の施設団祭再開と相成りました次第でいい風向です。
宇治市は近鉄大久保駅にほぼ隣接する大久保駐屯地は、旧陸軍飛行場予定地として建設が進められ、その滑走路造成予定地はそのまま記念式典の会場となっています。その影響でしょうか、東千歳駐屯地ほど広くは無いもののなにか第13旅団の海田市駐屯地に似ている。
第4施設団と第3施設大隊が駐屯しています大久保駐屯地は中隊旗ひとつとって非常に数が多く、旗の敬礼動作でも見応えがあります。式典会場では今回、写真の整列部隊の真後ろにも見学者区画が設定されていたのですが式典を撮るには前からしか選択がありません。
団長兼ねて大久保駐屯地司令坂元秀明陸将補の巡閲、油断なく身に着けているマスクは現在がCOVID-19の緊張が続いている事を示しています、全国の部隊が感染対策から行事を非公開乃至中止としている中に在りまして、いまの時代に自衛隊を見せる決断は頼もしい。
大久保駐屯地は旧軍飛行場建設予定地となっていましたが、同時にこの地は複雑な問題を抱えていまして、数年前まで駐屯地祭に際してはなかった風景などが、その問題の深さを示していますが、同時にこの光景は2020年代に撮影したことを証明する情景でもある訳だ。
施設科部隊の駐屯地、その様子は職種を示す海老茶色のマフラーにも示されていますが、なにより工兵たる施設科の装備がずらり並ぶ様子からも垣間見えまして、そして今年度の行事では、この整列している隊員の後ろ側も見学席として開放されていたのはあたらしい。
三年ぶりの行事、こう実現しました駐屯地祭ですが、一般開放の区間が複雑でして、特に施設科といえば爆破、訓練展示ではかなりの火薬を使用する関係上、一般開放地域が頻繁に完全通行止めとなったり、制限区画が二度に渡り拡大されるなど、色々とありました。
駐屯地祭、しかし、完ぺきといえる程の準備と共に、なにか“ナウシカの王蟲”のような仮設敵を相手に大暴れする74式戦車、105mm戦車砲は一発で王蟲も吹飛ばすのかという訓練展示、微妙に直撃しない迫撃砲弾、例の大久保名物地雷処理ロケットなど、目白押し。
観閲行進は南恵庭や勝田や小郡等一部以外では見れない施設機材が次々と行進しまして、豊川の第6施設群始め遠方の駐屯地からの隷下部隊も参加して、なにかこう駐屯地祭に懐かしささえ感じる今日この頃に在って、しっかり日焼けする程に行事の気風を満喫できました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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