北大路機関

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【G3X撮影速報】舞鶴鎮守府120周年記念マリンフェア.夜景撮影と第2師団(2021-10-30)

2021-11-21 20:20:35 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■新日本海フェリーはまなす
 舞鶴基地一般公開という貴重な機会の夜には更に貴重な自衛隊フェリー輸送という機会に恵まれました話題です。

 はまなす、このフェリーは208mあります。ただもう一つ印象深いのは、不整地運用を前提とした3-1/2tトラックこと旧称73式大型トラックと比較すると、路上の輸送に特化した民間のトラックやトレーラーは大型、輸送艦とフェリーの搭載量を思い起こすのですね。

 ひゅうが全長が198mですので、はまなす全長のほうがもう少し長い。そしてやはりといいますかフェリーですので車両輸送能力は大きく、トレーラー158台と乗用車66台を輸送可能、人員輸送、もとい、旅客定員も746名となっています。竣工は2004年、ベテランだ。

 あかしあ。はまなす姉妹船が舞鶴と小樽を結んでいまして、ともに三菱重厚長崎造船所の建造船、舞鶴のヘリコプター搭載護衛艦はるな建造と同じ三菱長崎、通称"長船"の生まれという。第一世代ヘリコプター搭載護衛艦の有終の美を飾った、くらま、も長船生まれです。

 おおすみ型輸送艦はトラック32両を搭載できる、こう説明された際に、なにしろ輸送艦は揚陸任務を担うために輸送に特化したフェリーやRORO船とは違うのだとは認識していたものですが、それにしても32両とは機械化部隊の時代には過小と考えさせられました。

 はくおう。自衛隊も政府傭船として高速フェリーを長期チャーターしていますが、自衛隊の輸送艦は作戦輸送に徹して、業務輸送については輸送に特化した船舶の有用性というものを認識し転換しているという視点では、はくおう、一歩前進というところでしょうか。

 フェリー航路。一方で利用しなければ航路の維持は難しいものでして、これもトラック物流などには重要な航路ではあるのですが、自衛隊も利用することで需要は可能な限り活用しなければ航路維持の検討対象ともなってしまうように、危惧してしまいます。乗りたい。

 日本のフェリー航路は北大路機関が創設された頃と比較しましても減っているもので、これは利用を考えないと、ブルートレインのようにほかの交通手段に淘汰され、しかも淘汰されたものの代替交通手段がそれほど便利ではない大損、という事もあり得るのですね。

 舞鶴からのフェリー航路。憧れるのですが、ダイヤが難しい。舞鶴を2350時に出航して小樽へ翌日の2045時に到着するという。小樽からは2330時に出航して舞鶴へは2115時に到着するという航路です。金曜日の深夜に出航すれば土曜日の夜に到着する日本海航路だ。

 小樽と札幌は快速エアポートが一部小樽まで運行されていますので、金曜日の夜に出発して土曜日まる一日を船旅でゆったり過ごし、土曜日の夕方に北海道でホテル一泊、日曜日を航空祭でも駐屯地祭でも満喫し、そして帰路は飛行機で、というのも良いかなとおもう。

 北海道まで、運賃は。いまは特別期間中となっていまして、ステートB個室、これは二人用個室なのですけれど、これを一人分の運賃で貸し切ることができます。この場合の運賃が21200円となっていまして、一人旅を広々とした個室で船旅を楽しめるというのですね。

 寝台特急がほぼ壊滅状態という中でフェリーの船旅というものは日常の中で移動というものそのものに目的を見い出す事の出来る貴重な機会です。ただ、COVID-19の影響は旅行業が最大の顕著な被害、現状は利用しようにも行った先の状況がまだ、という状況です。

 デッキチェアで読書を楽しみつつ、まあ今は少し寒いですけれども、おもいきって船旅に出てみたいものだ、いいなあ、と考えつつ。久しぶりにみました陸上自衛隊車両の列、そして舞鶴の護衛艦とアメリカのイージス艦という並びを撮影しつつ夜は更けてゆきました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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