■自衛隊関連行事
地震がやけに続く中不安を持たれている方も多いでしょうが本日は金曜日ですのd自衛隊関連行事の紹介です。
宇都宮駐屯地祭、今週末は土曜日に開催されます。やや行事が少ない印象でこの他は静岡ホビーショー2023へ自衛隊車両が展示される等いくつか催事があるようですが自衛隊関連行事となりますと、宇都宮駐屯地祭のみのようです。もう少し何か開催されそうなものなのですがお気づきの点がありましたならばコメント欄にてお教えいただければ幸いです。
宇都宮駐屯地は中央即応連隊と第12特科隊等が駐屯している駐屯地でかつては第6地対艦ミサイル連隊も置かれていましたが、防衛環境の変化を背景に廃止されています。しかし南西情勢の悪化を背景に来年度には第7地対艦ミサイル連隊が新編される計画がありまして、それなら88式地対艦誘導弾を廃棄せず保管しておけばよかったのに、とおもうのだ。
中央即応連隊は廃止された中央即応集団隷下の緊急展開部隊として新編された普通科連隊で、中央即応集団そのものは司令部機能をそのまま陸上総隊の幕僚機構へ置き換える形で廃止された部隊です。そして中央即応連隊は、いまではかなり少なくなりましたが装甲化された普通科連隊として、邦人救出任務の際などで即座に投入できる部隊とのことでした。
自衛隊最強部隊を自称して許される部隊の一つが宇都宮駐屯地の中央即応連隊です、宇都宮駐屯地祭の訓練展示は別名“機関銃駐屯地祭”とわれまして、中央即応連隊は機関砲や火砲を有していないのですが、近接戦闘を重視するために小銃戦闘と機関銃の効果的な運用に長けた精鋭部隊ですので、訓練展示では状況開始から延々撃ち続けている印象がある。
中央即応連隊、精鋭部隊なのですが自衛隊の冷戦後における運用の悩みというものを具現化した様な印象の部隊の一つです。これは新編当時、自衛隊の機動運用部隊は機甲師団である第7師団や第1空挺団と第1ヘリコプター団など限られた部隊を除いては、基本的に座布団配置という、自分の管区内からは隣接方面隊協力を除きあまり動かない部隊でした。
北転準備など、例えば北海道有事などに限定して展開する訓練は行われていましたが、世界規模の邦人救出などの運用までは踏み込んでおらず、各師団に持ち回りで待機させる誘導隊の編成などを泥縄式に行っていた時代に中央即応集団は編成されました。ただ、創設当時はかなり装甲車を重視した編成であり、現在の改編を考えれば手本的な部隊となる。
2022年国家防衛戦略を見れば、地域配備師団と機動師団という区分を廃止して全ての部隊を機動運用させるという大転換を発表しましたので、言い換えれば旧地域配備師団には中央即応連隊程度の装甲車を、いまは即応機動連隊にかなり装甲車を引抜かれていますが、その前の段階程度の装甲車を配備させる必要を感じ、その予算確保が政治の責任とおもう。
空挺団ではなく中央即応連隊を創設したのに対して、いっそのこと空挺団を増強して3個大隊基幹の現在の空挺部隊に併せて第2空挺連隊のようなかたちで、輸送機の輸送能力が向上した事も受けて輸送機による装甲化された普通科部隊を空挺運用する、落下傘で降下させるのではなく空路で空港に展開させる運用というものを検討しては、とは思いました。
地対艦ミサイル連隊のはなしもそうですが、自衛隊関連行事とともに駐屯地資料館などで部隊の歴史を見てゆき、その上で国が公刊する防衛関連資料などを見ますと、官僚は間違いを犯さず、という原則で空費されている装備予算等が見えてくるように思いまして、なんだかなあ、とも思うのですが、こうしたものを行事を通じ見る事も大切なのかもしれませんね。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・5月13日:宇都宮駐屯地創設71周年記念行事
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
地震がやけに続く中不安を持たれている方も多いでしょうが本日は金曜日ですのd自衛隊関連行事の紹介です。
宇都宮駐屯地祭、今週末は土曜日に開催されます。やや行事が少ない印象でこの他は静岡ホビーショー2023へ自衛隊車両が展示される等いくつか催事があるようですが自衛隊関連行事となりますと、宇都宮駐屯地祭のみのようです。もう少し何か開催されそうなものなのですがお気づきの点がありましたならばコメント欄にてお教えいただければ幸いです。
宇都宮駐屯地は中央即応連隊と第12特科隊等が駐屯している駐屯地でかつては第6地対艦ミサイル連隊も置かれていましたが、防衛環境の変化を背景に廃止されています。しかし南西情勢の悪化を背景に来年度には第7地対艦ミサイル連隊が新編される計画がありまして、それなら88式地対艦誘導弾を廃棄せず保管しておけばよかったのに、とおもうのだ。
中央即応連隊は廃止された中央即応集団隷下の緊急展開部隊として新編された普通科連隊で、中央即応集団そのものは司令部機能をそのまま陸上総隊の幕僚機構へ置き換える形で廃止された部隊です。そして中央即応連隊は、いまではかなり少なくなりましたが装甲化された普通科連隊として、邦人救出任務の際などで即座に投入できる部隊とのことでした。
自衛隊最強部隊を自称して許される部隊の一つが宇都宮駐屯地の中央即応連隊です、宇都宮駐屯地祭の訓練展示は別名“機関銃駐屯地祭”とわれまして、中央即応連隊は機関砲や火砲を有していないのですが、近接戦闘を重視するために小銃戦闘と機関銃の効果的な運用に長けた精鋭部隊ですので、訓練展示では状況開始から延々撃ち続けている印象がある。
中央即応連隊、精鋭部隊なのですが自衛隊の冷戦後における運用の悩みというものを具現化した様な印象の部隊の一つです。これは新編当時、自衛隊の機動運用部隊は機甲師団である第7師団や第1空挺団と第1ヘリコプター団など限られた部隊を除いては、基本的に座布団配置という、自分の管区内からは隣接方面隊協力を除きあまり動かない部隊でした。
北転準備など、例えば北海道有事などに限定して展開する訓練は行われていましたが、世界規模の邦人救出などの運用までは踏み込んでおらず、各師団に持ち回りで待機させる誘導隊の編成などを泥縄式に行っていた時代に中央即応集団は編成されました。ただ、創設当時はかなり装甲車を重視した編成であり、現在の改編を考えれば手本的な部隊となる。
2022年国家防衛戦略を見れば、地域配備師団と機動師団という区分を廃止して全ての部隊を機動運用させるという大転換を発表しましたので、言い換えれば旧地域配備師団には中央即応連隊程度の装甲車を、いまは即応機動連隊にかなり装甲車を引抜かれていますが、その前の段階程度の装甲車を配備させる必要を感じ、その予算確保が政治の責任とおもう。
空挺団ではなく中央即応連隊を創設したのに対して、いっそのこと空挺団を増強して3個大隊基幹の現在の空挺部隊に併せて第2空挺連隊のようなかたちで、輸送機の輸送能力が向上した事も受けて輸送機による装甲化された普通科部隊を空挺運用する、落下傘で降下させるのではなく空路で空港に展開させる運用というものを検討しては、とは思いました。
地対艦ミサイル連隊のはなしもそうですが、自衛隊関連行事とともに駐屯地資料館などで部隊の歴史を見てゆき、その上で国が公刊する防衛関連資料などを見ますと、官僚は間違いを犯さず、という原則で空費されている装備予算等が見えてくるように思いまして、なんだかなあ、とも思うのですが、こうしたものを行事を通じ見る事も大切なのかもしれませんね。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・5月13日:宇都宮駐屯地創設71周年記念行事
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関