■気候変動-危険な温度
原因をどうこう言う人が居ようと結果論として気候変動だ。
気温41度の駐屯地祭、車載温度計の温度なのですから気温は気象台によればこの日かすがいで37度であったといいますけれども、それなら京都と同じくらいだ、と安易に考える事は出来ず、なにしろこういう日には出歩く事が無いよう屋内で仕事するゆえ。
高温、学校現場や建設現場なんかでは、こういう日は屋外での仕事を避けて、と言い切れるエコな生活と就業が成立つのかもしれませんが、こういう、いわば、外に出るしかない、熱いからと言って避ける事の出来ない職域というものは、大変さが分ります。
直射日光も、おいおい未だ梅雨明けは先なのですよ、と言いたくなる様な具合でして、こういう時こそ雨天をある程度考えていたのですが、天気予報は過酷だ、車載温度ではなく気象台はこの日、静岡市で40度を観測、愛知県のお隣にある静岡県で、ですよ。
後方支援部隊の重要性はもっと高める方向性に行くのではないか、と思うのはこの異常な気温です。10式戦車からは火器管制装置の保全のために冷房が採用されるようになりましたが、もうこれほど熱くなると緒戦の段階はUGVを使う他ないのではないか。
UGV無人陸上戦闘車両、例えば冷房の効いたパトリアAMV装輪装甲車などから普通科隊員がUGVを各員1名を操縦して戦うというような。あとは冷房の効いた10式戦車と、冷房を追加改修した99式自走榴弾砲で、という。人命に差し障るこの熱さ。
後方支援部隊の第1整備大隊など、UGVが増加しますとそれだけ点検や整備するものが増えてしまいますでしょうけれども、今の時代、それこそ外での活動自粛を求める熱さ暑さであっても、防衛出動の際には戦わねばならず、その為の訓練についても同じ。
リモートワークの時代の延長線上として、例えばフランスのアルクス社などは、日本の軽装甲機動車と1/4tトレーラのような大きさのUGVのコンビネーションを今年のユーロサトリに出展していました。最前線まで牽引し、その先はUGVが前に出る。
延長線上というよりは延長戦場、みたいな状況にみえてくるのですが、この少子化の時代に任期制自衛官、つまり一任期二年最大二任期で雇い止めの非正規雇用の様な任期制自衛官は全く集まらない時代ですので、UGVなどせめて人を大事にしないと、ね。
UGVが増えて自衛隊がリモートワーク中心になると、部隊入場も隊員の代わりにUGVが、部隊入場です!という放送とともにつらつらと履帯を軋ませて、ゴム履帯だと軋まないのかも、整列するような、時代はさすがに来ないか。でも後ろには並ぶかも。
10式戦車であれば冷房が効いていますし、パトリアAMV装甲車だとどうなるのだろうか、89式装甲戦闘車は乗車戦闘を意識して銃眼を置いていますが、UGVのような、もう暑さも危険な時代なのだから、危険な場所には無人装備が往く時代にすべきでは、とさえ。
春日井駐屯地祭、さて、こう暑く感じたのは何故だろうと考えると、そう、富士学校祭なんかは木立の中で撮影して日影が有りますし、なにより標高が高いので若干涼しいのですよね。昔は舞鶴基地や横田基地が真夏にあけていましたが、いまは若干季節をずらす。
暑かったのだけれども印象的なのは熱中症で倒れる隊員さんを見かけなかった事です、救急車は一回動いていたように記憶しますが。これ、行事をやる方も大変だったろうなあと思い、もし来年も真夏にやる際は業務隊消防車の放水展示を観たくなる、ご苦労様でした。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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原因をどうこう言う人が居ようと結果論として気候変動だ。
気温41度の駐屯地祭、車載温度計の温度なのですから気温は気象台によればこの日かすがいで37度であったといいますけれども、それなら京都と同じくらいだ、と安易に考える事は出来ず、なにしろこういう日には出歩く事が無いよう屋内で仕事するゆえ。
高温、学校現場や建設現場なんかでは、こういう日は屋外での仕事を避けて、と言い切れるエコな生活と就業が成立つのかもしれませんが、こういう、いわば、外に出るしかない、熱いからと言って避ける事の出来ない職域というものは、大変さが分ります。
直射日光も、おいおい未だ梅雨明けは先なのですよ、と言いたくなる様な具合でして、こういう時こそ雨天をある程度考えていたのですが、天気予報は過酷だ、車載温度ではなく気象台はこの日、静岡市で40度を観測、愛知県のお隣にある静岡県で、ですよ。
後方支援部隊の重要性はもっと高める方向性に行くのではないか、と思うのはこの異常な気温です。10式戦車からは火器管制装置の保全のために冷房が採用されるようになりましたが、もうこれほど熱くなると緒戦の段階はUGVを使う他ないのではないか。
UGV無人陸上戦闘車両、例えば冷房の効いたパトリアAMV装輪装甲車などから普通科隊員がUGVを各員1名を操縦して戦うというような。あとは冷房の効いた10式戦車と、冷房を追加改修した99式自走榴弾砲で、という。人命に差し障るこの熱さ。
後方支援部隊の第1整備大隊など、UGVが増加しますとそれだけ点検や整備するものが増えてしまいますでしょうけれども、今の時代、それこそ外での活動自粛を求める熱さ暑さであっても、防衛出動の際には戦わねばならず、その為の訓練についても同じ。
リモートワークの時代の延長線上として、例えばフランスのアルクス社などは、日本の軽装甲機動車と1/4tトレーラのような大きさのUGVのコンビネーションを今年のユーロサトリに出展していました。最前線まで牽引し、その先はUGVが前に出る。
延長線上というよりは延長戦場、みたいな状況にみえてくるのですが、この少子化の時代に任期制自衛官、つまり一任期二年最大二任期で雇い止めの非正規雇用の様な任期制自衛官は全く集まらない時代ですので、UGVなどせめて人を大事にしないと、ね。
UGVが増えて自衛隊がリモートワーク中心になると、部隊入場も隊員の代わりにUGVが、部隊入場です!という放送とともにつらつらと履帯を軋ませて、ゴム履帯だと軋まないのかも、整列するような、時代はさすがに来ないか。でも後ろには並ぶかも。
10式戦車であれば冷房が効いていますし、パトリアAMV装甲車だとどうなるのだろうか、89式装甲戦闘車は乗車戦闘を意識して銃眼を置いていますが、UGVのような、もう暑さも危険な時代なのだから、危険な場所には無人装備が往く時代にすべきでは、とさえ。
春日井駐屯地祭、さて、こう暑く感じたのは何故だろうと考えると、そう、富士学校祭なんかは木立の中で撮影して日影が有りますし、なにより標高が高いので若干涼しいのですよね。昔は舞鶴基地や横田基地が真夏にあけていましたが、いまは若干季節をずらす。
暑かったのだけれども印象的なのは熱中症で倒れる隊員さんを見かけなかった事です、救急車は一回動いていたように記憶しますが。これ、行事をやる方も大変だったろうなあと思い、もし来年も真夏にやる際は業務隊消防車の放水展示を観たくなる、ご苦労様でした。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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