■自衛隊関連行事
十一月となり一ヶ月前の猛暑に近い残暑が嘘のように紅葉の気配が感じられるようになりました今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか、今週末の行事紹介です。
航空学校創設71周年記念明野駐屯地祭、土曜日に執り行われます。今週末最大の自衛隊関連行事と云えるところでしょうか、陸上自衛隊の航空祭です。陸上自衛隊は創設当時から観測用航空機などを独自に運用しており、そしてヘリコプターも世界の陸軍と比してかなり早い時期から運用しており、この為の操縦要員を養成するのが明野の航空学校です。
明野駐屯地は近鉄明野駅から徒歩20分ほど、徒歩でも行けるのですがシャトルバスも例年運行されています。式典会場はその前面が観閲台と招待席にて占められているのですけれども、心配ご無用、航空学校の行事は基本的にヘリコプターが飛行して行いますので、最前列でなくとも飛行している様子は見る事が出来、その一番の見どころは大編隊という。
大編隊は、観閲飛行として執り行われ、基本的に一回航過飛行するだけですので、撮影される方は見逃されない様に、会場のかなり離れた場所から編隊飛行が向ってくる様子が、だんだん編隊の大きくなってゆく様子、こればかりは見たものでないと迫力は判りません、映画の“地獄の黙示録”や“ブラックホークダウン”よりも編隊の機数が多い点もすごい。
航空部隊、しかし難点は年々陸上自衛隊のヘリコプター数が縮小している点で、UH-1J多用途ヘリコプターの減勢とOH-6D観測ヘリコプターの後継機無き全廃、そして間もなくAH-1S対戦車ヘリコプターも後継機無きまま間もなく全廃となります。無人機で代替するという政府の方針ですが、そもそも無人機がどこまで有効か未知数のまま、減勢が進む。
大編隊は迫力ですが、これ、会場から撮影する以外に外柵から撮影するという選択肢もあります。祝辞を終えて観閲飛行準備の号令がかかるまでに意外と時間が有りますので、離陸の様子を正面から撮影するために敢えて外柵に転進するという撮影方法もあります。明野駐屯地祭は、こうした撮影位置を動きながら最適解を探すのも、面白いのかもしれない。
豊川駐屯地創設73周年記念行事、十一月三日に執り行われます、文化の日です、金曜日です、威風堂々土曜日に豊川駐屯地にゆきますと、嗚呼それ昨日です、としれっとした対応となってしまいますのでご注意を。十一月三日と云えば例年は入間基地航空祭が行われC-1輸送機が最後の活躍、というところですが、今年度の入間航空祭は一月なのでご注意を。
FH-70の駐屯地祭、いや他にも第49普通科連隊や第10高射特科大隊に第6施設群と色々な部隊が駐屯しているのですが、主役は派手なFH-70榴弾砲空包射撃を叩きだす第10特科連隊でしょう。ここは駐屯地に隣接した豊川訓練場が式典会場として活用されるのですが、観閲行進を正面から撮れる位置や訓練展示を正面から撮影できる位置等もりだくさん。
第10特科連隊最後の駐屯地祭、今年はそういった意味で節目の駐屯地祭でもあります、何故なら今年度末、第10師団の火力戦闘部隊として長らく君臨した第10特科連隊は遂に廃止され、中部方面特科連隊へ編入、第10特科連隊のFH-70榴弾砲は中部方面特科連隊第二大隊となります。火砲はそのまま残るのですが、10特、その部隊符号は年度末まで。
FH-70榴弾砲の空包射撃は、かなり大きく空へ伸びますのでややひいた広角の構図で、射撃号令が出されてから引っ叩くような衝撃音が聞こえるまでの間にひたすらシャッターを押しこんで連写していますと、後で確認した際に映りこんでいるのが発砲焔という。近くには豊川稲荷や吉田城もありますので、観光と併せて探訪というのもいいかもしれません。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・11月3日:豊川駐屯地創設73周年記念行事
・11月4日:航空学校創設71周年記念明野駐屯地祭
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
十一月となり一ヶ月前の猛暑に近い残暑が嘘のように紅葉の気配が感じられるようになりました今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか、今週末の行事紹介です。
航空学校創設71周年記念明野駐屯地祭、土曜日に執り行われます。今週末最大の自衛隊関連行事と云えるところでしょうか、陸上自衛隊の航空祭です。陸上自衛隊は創設当時から観測用航空機などを独自に運用しており、そしてヘリコプターも世界の陸軍と比してかなり早い時期から運用しており、この為の操縦要員を養成するのが明野の航空学校です。
明野駐屯地は近鉄明野駅から徒歩20分ほど、徒歩でも行けるのですがシャトルバスも例年運行されています。式典会場はその前面が観閲台と招待席にて占められているのですけれども、心配ご無用、航空学校の行事は基本的にヘリコプターが飛行して行いますので、最前列でなくとも飛行している様子は見る事が出来、その一番の見どころは大編隊という。
大編隊は、観閲飛行として執り行われ、基本的に一回航過飛行するだけですので、撮影される方は見逃されない様に、会場のかなり離れた場所から編隊飛行が向ってくる様子が、だんだん編隊の大きくなってゆく様子、こればかりは見たものでないと迫力は判りません、映画の“地獄の黙示録”や“ブラックホークダウン”よりも編隊の機数が多い点もすごい。
航空部隊、しかし難点は年々陸上自衛隊のヘリコプター数が縮小している点で、UH-1J多用途ヘリコプターの減勢とOH-6D観測ヘリコプターの後継機無き全廃、そして間もなくAH-1S対戦車ヘリコプターも後継機無きまま間もなく全廃となります。無人機で代替するという政府の方針ですが、そもそも無人機がどこまで有効か未知数のまま、減勢が進む。
大編隊は迫力ですが、これ、会場から撮影する以外に外柵から撮影するという選択肢もあります。祝辞を終えて観閲飛行準備の号令がかかるまでに意外と時間が有りますので、離陸の様子を正面から撮影するために敢えて外柵に転進するという撮影方法もあります。明野駐屯地祭は、こうした撮影位置を動きながら最適解を探すのも、面白いのかもしれない。
豊川駐屯地創設73周年記念行事、十一月三日に執り行われます、文化の日です、金曜日です、威風堂々土曜日に豊川駐屯地にゆきますと、嗚呼それ昨日です、としれっとした対応となってしまいますのでご注意を。十一月三日と云えば例年は入間基地航空祭が行われC-1輸送機が最後の活躍、というところですが、今年度の入間航空祭は一月なのでご注意を。
FH-70の駐屯地祭、いや他にも第49普通科連隊や第10高射特科大隊に第6施設群と色々な部隊が駐屯しているのですが、主役は派手なFH-70榴弾砲空包射撃を叩きだす第10特科連隊でしょう。ここは駐屯地に隣接した豊川訓練場が式典会場として活用されるのですが、観閲行進を正面から撮れる位置や訓練展示を正面から撮影できる位置等もりだくさん。
第10特科連隊最後の駐屯地祭、今年はそういった意味で節目の駐屯地祭でもあります、何故なら今年度末、第10師団の火力戦闘部隊として長らく君臨した第10特科連隊は遂に廃止され、中部方面特科連隊へ編入、第10特科連隊のFH-70榴弾砲は中部方面特科連隊第二大隊となります。火砲はそのまま残るのですが、10特、その部隊符号は年度末まで。
FH-70榴弾砲の空包射撃は、かなり大きく空へ伸びますのでややひいた広角の構図で、射撃号令が出されてから引っ叩くような衝撃音が聞こえるまでの間にひたすらシャッターを押しこんで連写していますと、後で確認した際に映りこんでいるのが発砲焔という。近くには豊川稲荷や吉田城もありますので、観光と併せて探訪というのもいいかもしれません。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・11月3日:豊川駐屯地創設73周年記念行事
・11月4日:航空学校創設71周年記念明野駐屯地祭
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関