イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

便利な自動販売機に想うこと!

2007-02-09 | 第一章「意識と知覚」

日本には自動販売機が558万台あるという(2005年12月現在日本自動販売機工業会調べ)。日本の世帯数は5000万世帯弱といわれているので、10世帯に1台以上の自動販売機がある計算となる。恐らく、世界でトップクラスの使用率ではないか。

中でも写真の清涼飲料数を販売している自動販売機は、200万台を超えているそうである。外に出かけて、自販機を見ない日はないようにも思う。

いつでもどこでも、必要なときに便利に買える。そして、販売の手間とコストも人手よりかからない。

単純な人手による作業を機械化し効率を上げること。これは一般に正しいこととして考えられてきたと思う。私も、長い間効率を追って仕事をしてきた。

私が若いころ、コンピュータの営業で、ある研究所にセールスに行ったことがある。

研究者の方の実験作業の機械化がテーマで、「単純な作業は機械に任せ、創造的な仕事にもっと時間をさくことができます。」こんなことを、若気の至りで話した時。「創造的なことはしんどいので・・・単純作業も結構いいものです。」と担当者にしみじみ言われた。何故かそのことを最近よく思い出す。

世の中がギスギスしてくる中、そして自分も50代半ばになった今、人間と機械の関係をもっと考える必要があると思いはじめている。

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