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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

縄文語で繋がる古層の世界!(異文化と愛 ① 7/10)

2014-10-13 | 第九章「愛」

 今週の土曜日に新宿で勉強会を開催するので、準備をしているが、今回はいつも使っている日本語についても楽しみたいと思っている。詳しくは勉強会でなのだが、一つトピックを。

 日々のストレス(理想と現実のギャップ)の多くは生育史と関係があると言われている。そして、その生育史に大きな影響を与えているのが地元の文化(日本の文化)だと思う。そして、日本の文化(フィルター)の理解は、心理系の勉強をする上でとても大事なのである。

 それ故、日本人のアイデンティティとは何かなどいろいろ楽しむことになるが、私は縄文時代に興味を持ってしまっている。より基層基層と考えているうちに縄文にたどりついたようだ。そして、その文化にも大きな影響を与えているのが言語である。

 言語は時間と共に移り変わっていくものであるが、最近の研究では1万年くらい遡れるそうだ。日本も様々な方言があるが、本当に遡れるのかなと思っていたら、最近「縄文語の発見」(小泉保著)を見つけ、しっかりした研究がなされていることに驚いた。

 例えば、「木」はキであるが、縄文基形ではキ、「舟」は縄文基形ではプネだそうだ。この地でも縄文の遺跡があるが、そこでの祖先たちが木とか舟とかを話していたと妄想すると、実に楽しい。

 そして、今興味があるのは、そういう言葉を使う人の感情や五感・体感はいかなるものかということがある。たとえば、木という言葉を発して、視覚、聴覚、味覚、触覚、臭覚何が喚起されるかなど。私は、木という言葉で視覚、聴覚、触覚などが何か体感されるようなのだが、こんなことを研究している方もいるので、ワクワクする。私はどのくらい縄文の人たちと繋がることができるのだろうか?

 人と人のコミュニケーションは難しいものであるが、例えば、日本人同士でなくてもマッサンのように外国人とかと深いコミュニケーションがとれるのは何故だろうかと考えてしまう。私がカトリックを信仰するということも同じように不思議だ、何故、異国の宗教が心に響いたのだろうかと。とかく、この世は差別したり他者否定に走ったりするが、それは表層のことが多い。実は深層でしっかり繋がっている。そんなこともあるように思えてならない。

異文化と愛 6/10

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