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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

日本の女性が強いのは一万年以上前から!(異文化と愛 ② 9/10)

2014-10-27 | 第九章「愛」

 今朝の「マッサン」、夫婦の役割というか女性の強さがテーマでとても面白かった。

 さて、昨日まで都内某所で二泊三日の勉強会に参加していた。U先生の「生き甲斐の心理学」が中心だが伴走は歴史。今回は特に縄文文化であった。そして、本町田遺跡へミニツアーも楽しかった(隣りの市立博物館での江戸時代の着物の展示も拝見し眼の保養も)。

 縄文時代は、日本列島が形成される約12,000年くらい前(四大文明が影も形もないころ)から始まる文化で何と10,000年くらい続く。その後渡来系の文化が流入したりしたものの、今でも立派に日本の文化の中で育まれてきている。

 縄文文化は恐らく当時世界一進んだ文化であり、採取、漁労、狩りなどでの食糧確保で、実に大きな働きをする土器を発明した。その中で、女性の果たした役割は甚大。縄文土器自体も女性が中心となり作ったといわれ、歴然とした母系社会であったようだ。先日行った日本国宝展で観た土偶も縄文のビーナスも合掌土偶も女神だ。

 そして、最近の渡来系の男系文化が入ってからも家庭の財布は奥さんが握るという美風は一万年くらい変わっていないようだ。今でも鍋料理が大切にされたり、御雑煮、御節料理なども縄文からの文化だと指摘する専門家が多い。因みに、漆器も9000年前の遺跡からも見つかり、立派な縄文文化である。そして、日本語そのものも、縄文からの文化遺産と考えるのは間違いがないようだ。

 縄文文化は引き継がれ、私たちの生育史にも大きな影響を与えている。多分、縄文を理解せずして日本人を理解することは不可能であろう。宗教という点でも、地母神を反映している縄文の土偶(女神)は、その後様々な宗教が渡来しても影響を受けつつも、基本が変わらないところがある。観音信仰もマリア様が崇められるのも、そんな文化が流れているところがありそうだ。ヨーロッパでデメーテルが大事にされているように基層文化なのだろう。

 マッサンでの奥さんたちの会話、男性の不甲斐なさ?や危うさは、内助の功パワー。意外に1万年くらい変わらないかもしれない。

異文化と愛 ② 9/10

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