今年も本業の他に歴史小説を読んだり、歴史関係の書物を読むことが多かった。おまけに縄文時代の歴史小説まで書いてしまった。そんな中、他者の書いた系図を見たりする機会が多かった。系図は小説家にとっても歴史家にとってもある種の地図のような存在だからだ。そして、最近はたとえば今興味の中心の飛鳥・奈良時代のころの誰かが作った系図を見るだけで、その方がどのような世界に興味を持ち関心は何かですら何となくわかるようになってきた。
系図、生まれと育ちを何となく推し測れるマップというものかもしれない。
そして、私はある時期、系図だけではないが自分の属性が自分を決めていく・・・そんな閉塞感に苦しめられた。自分の傾向や渇望といった基本的なものが何か物質的というかこの世的というものですべて説明されてしまうような。そんな時、知人の紹介していただいた本を読み、別の考えがあることを知り、とても開放されたりした。
ただ、この問題は結構根深い問題。原点にももどり、愛とは何か自由とは何か・・・そんなことをもう一度考えたいと思うようになった。意外かもしれないが、カトリックの神学をしろうとながら勉強しなければとも。
新しい年の迎え方! 8/10