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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

要領の良さ・・・と愛 (愛の問題 5/10)

2016-03-06 | 第九章「愛」

 先日免許の書き換えがあり、ふと免許証をみると普通自動車第二種免許証をとってから、早くも10年経ったことを知った。当時は2か月間くらい、まじめに自動車学校で勉強し家でも受験勉強をしたことを思い出した。

 第二種免許は実施試験のほうは、教習所で普通に勉強すればさほど難しくなかったが、学科試験は結構厳しかった。私の受けた試験会場では、合格者は10人に1人くらいであったように記憶している。そして、試験に合格した時のちょっとした歓喜と、それに続く虚無感。

 学科試験の勉強のコツは、教習所の先生によると過去の問題集を徹底的に勉強し、すべて解けるように準備することであった。私はそれに忠実に従い、間違えた問題を二度と間違えないよう勉強した。その結果は合格であったが、そのとき受験勉強の知恵を体得したように感じた。

 要領よく試験に合格するための勉強方法というのは確実にある。勉強の効率化はとても重要だ。要領よく勉強することで目的は達成される。

 ただ、還暦を過ぎ前期高齢者がまじかに迫った今、要領の良さということがちょっと引っかかるようになってきた。自分の人生を振り返ってみると、確かに要領の良さで、生き抜けたところ(経済的な問題など)はありがたく思うが、それが本当に良いかというと疑問なのである。

 例えば出会いということがある。確率論的に要領よく出会いを求めれば、自分にとって良い出会いになるかというとそうでもない。思わぬ偶然な出会い要領の悪さが人生の決定的な出会いになることもある。

 もうひとつ、問題がややある自己愛の傾向で、絶え間なく注視と称賛を希求する傾向というのがあるが、これと要領が微妙に結びつくことがありそうだ。要領の悪さと神秘の微妙な関係。そんなことを全く考えなくない、ある意味単純な立ち振る舞い、それはどうかと思う。

 愛の問題 5/10

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