イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

視点を変えてみると・・・(夢を実現する 10/10)

2016-03-29 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 写真はアベノハルカスから観た天王寺である。もう2年前になるが朝一番で近畿を全貌できるアベノハルカスに昇って撮った写真の一枚だ。普段見る光景と違う視点からものをみることはとても貴重な経験だと思った。この日は、奈良方面に二上山を望み、その美しさに惹かれて気楽な一人旅ということもあり、午後二上山に行きちょっと無謀な登山までした。実際に行ってみて別の視点から二上山を観て実感するという不思議な経験。

 ビジョンを描くことは、夢を実現するうえでとても大事だ。そして、そのビジョンが良ければ(自分の深奥に合致し、五感・体感に訴える)、後の計画や行動が違ってくる。

 場所をかえ、時間軸をかえ、条件をかえ・・・天体望遠鏡で見たり、顕微鏡で見たり・・・工夫すると良いビジョンが見えだす。

 来週の週末に関西に行くこともあり、また、縄文時代の関西について考え始めている。

 たとえば、大和三山がある。その中で天の香久山がある。飛鳥の美しい三山の中の一つだが、縄文時代は三山の麓・平地は大きな湖か湿原であったことがわかっている。舒明天皇の万葉集の天の香久山からの景色にはカモメがでてくるが、その解釈はさまざまである。私は舒明天皇が太古からの言い伝えを知っていたのではと想像する。例えば縄文中期、今から5000年前、飛鳥の盆地はちょっとした湿原になっていたのではないか・・・ひょっとしたらカモメも飛んでいたかもしれない。そんな記憶だ。

 今の飛鳥を観る視点も大事だが、5000年前の祖先が飛鳥を観る視点。そして、どのように観え、何を感じたのだろうか・・・人の営み、創造的な営みにはビジョンが必要だ。そして、それは他人のビジョンではなく自分のビジョンであったほうがよほどいい。

夢を実現する 10/10

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