イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

本当に役立つ情報は、より身体的!(分かりやすいって何? 4/10)

2017-09-21 | 第十章「今ここでの恩寵」

 先日、芋峠に行きたいとブログに書いたが、ある方から高取城址から芋峠に通じる道があることを教えてもらった。高取城址は、持統天皇と関係が深いと思われる壷阪寺から近い場所で、今年の3月に草壁皇子の古墳と壷阪寺に寄った時に行った。しかし、芋峠がそこから歩いても十分行けるところとは知らなった。今地図を見て初めて知った。飛鳥的な世界(持統天皇の時代は都的世界)が吉野・宮滝的な世界(こころの故郷、祖母の斉明天皇が愛した世界)に五感・体感で変わる場所だという。次回は、何としても行きたいものだ。

 五感・体感の重要なことは、それが<今ここ>の情報であるということである。勿論、思い出して・・・ということがあるかもしれないが、基本は<今ここ>であろう。生命体は、私が好きな過去や未来をベースにした妄想の世界に本来存在するのではなく、<今ここ>の世界に存在する。そして、五感・体感で世界のありようを知覚し、思考し行動する。生きる現場は、まさしく過去でもなく、未来でもなく、<今ここ>なのであろう。

 <今ここ>は宗教・哲学に最も関係深い世界だ。大宗教家が神仏と出会った所は<今ここ>であろう。空海の明星もパウロの鱗も・・・そして、それは結構身体的である。

 私は大宗教家ではないただの人だが、人生の変曲点を考えると、その時々に身体的な情報(五感・体感)により気づきを得、変わっていることに気づく。

 宗教の他にも、芸術も<今ここ>が大事だ。音楽は、まさしく人の感情と同期する芸術だと思うし、文芸もそういう要素はある。アロマや香道などの臭覚も興味のある分野だ。視覚は音楽と違い、時間軸が不得意な芸術だが、逆に時間を越えた世界が一望できるのかもしれない。味覚は素晴らしい料理とか、ワイン・酒・・の世界だと思う。

 私は縄文時代に興味を持っているが、陶芸の世界は超一流芸術もあり有名だが、私はひそかに、料理や酒、香の芸術もあったのではないかと想像している。楽器があるのは証明されているが。

 さて、芋峠はどうか?視覚の変化、聴覚の変化、臭覚の変化、触覚の変化、味覚の変化・・そうだ、芋峠でお弁当を食べよう(笑)。できれば縄文弁当!

分かりやすいって何? 4/10

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森 裕行


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