男と女から子供はできるが、神話の世界では、そうでない場合もいろいろあるようである。例えば日本神話のアマテラス、スサノウ、ツキヨミは男の神イザナキから生まれ、ギリシャ神話のアテナもゼウスから生まれる。そして、中には親が居ない独身の神様もふっと登場する。
へえ~という感じであるが、良く考えてみれば、様々な生物の生殖方法は、男女(オス・メス)が無くても可能なケースも多い。生命は人間やチンパンジーなどの動物もいるが、昆虫や植物もいる。そして地球上のすべての生命は驚くなかれ、すべて2重らせんのDNA構造が共通である。
神話の作者は、そうした多様な生命の森羅万象を良く理解していたのかもしれない。そして、偏った倫理道徳を振りかざすことをせず、淡々と物語っている。
男女、親子という白黒明確な関係も良いが、時に、玉虫色の生命のありようを考えることも大切な気がする。そして、そうした視点をもつことで、硬直化した関係を見直すと、新たな気づきがあるかもしれない。
<親子 4/4>
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