先日の町田でのカウンセリング勉強会で、古事記が西暦712年に太朝臣安萬侶によって献上された時の話があった。一世代30年として計算すると、約42世代前となる。
そして、その時、参加者の祖先達(父方の祖先、母方の祖先)は全員確実に存在していた。
確かに、例えば父系のY遺伝子は一瞬も絶えることなく、時間とともに生き永らえていなければ、今の私は存在していなかったし、母系の例えばミトコンドリア遺伝子が、生き永らえていなければ存在しない。
「その時歴史は動いた」という番組があったが、考えてみると、視聴者全員の父方の祖先や母方の祖先は、その時、何をしていたか分からないが(田植えをしていたり、寝ていたり??)、確実に存在していたはずだ。
日本の無条件降伏の玉音放送の時。大政奉還の時。頼朝が征夷大将軍になった時。比叡山焼き打ちの時。元寇の時。源氏物語が完成したとき。壬申の乱の時。最初に古事記のストーリーが語られた時。現世人類がアフリカ大陸から初めて出た時。・・・
生命の起源を考えれば、男女がない頃から、祖先の遺伝子のリレーは確実にあったのだろう。40億年以上昔の地球上に生命が誕生したときまで遡って。
太古からの、祖先の生き残りを掛けた旅路を想うと、胸が熱くなる。
自分の人生の旅路のことを考える。過去も未来もあるが、やはり「今ここ」の自分が大切なのだろう。今日1日。大切に過ごさなければ!そろそろ、仕事モードにならなければ。
<旅は道連れ 4/8>
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