イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

春分の日とお月さん!(夢を実現する 6/10)

2016-03-21 | 第七章「光と復活体」

 昨日は春分の日の日曜日。のんびりと一日過ごす予定であったが、娘のお産が・・・。そして一日、お産に付き添ってしまう不思議な日であった。このところ、奈良の古墳や遺跡、都内の有名人のお墓など、人生の終点に興味を持ちあれこれ動き回る日々を過ごしていたが、突然、人生の始点に付き合ってしまった。

 今回は、最近はやりの家族で一室を占有し出産を迎えることのできる産院であり、男の私にとっても良い経験になった。陣痛が始まり、それから3分間隔とかになり、いよいよ産道を赤ちゃんが進むとなると、赤ちゃんの心音モニターで赤ちゃんの状態がよく分かるようになっている。赤ちゃんが産道の中で回転するということも心音の変化で実感できた。そして、夜に出産。娘の大変さもよくわかったし、赤ちゃんの大変さも今までは実感がなかったが分かったように思う。当然、赤ちゃんは覚えてないだろうが生まれるのも実に大変そうだ。

 さて、昨日は期せずして春分。2至2分は今も昔も世界的に神秘的な時であり、お彼岸で先祖を祀ったりする。縄文時代は村の真ん中が墓地だったりで、この世とあの世のさかいが希薄だった気がするが、その後の時代は墓地が村のはずれにあったり、先祖との交流も2至2分中心になったりしたようだ。いずれにせよ魂のことを思い出し思索する時期だ。

 私はカトリック信徒なので、この時期、月が気になる。春分の日のあとの満月の次の日曜日が復活祭だからである。昨日の月は写真のとおりでほぼ十三夜。3月23日が十五夜である。キリストの死と復活も2至2分と関係が深いようである。

 自分の夢を考えるとき、こちらの世界ばかりでなく、あちらの世界のことも考える。自分の魂のことを考える。春分はそんな時期かもしれない。

夢を実現する 6/10

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裏側の世界をもつこと!(夢を実現する 5/10)

2016-03-19 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 今から4年前にチェコのプラハに行ったとき、念願のカフカの記念館や執筆につかった建物(今はこぎれいな本屋さん:写真の中央)に行った。学生時代に結構はまってしまい、愛読したのだ。

 さて、私にとってのカフカ。彼は世界的な小説家になったのだが、表向きは「労働者傷害保険協会」の職員で朝8時から午後2時の6時間はたらいていたそうだ。そして、裏側の仕事が小説書き。人生はストレートに自分の好きなことができるわけではない。その中で、心のおりあいのつく仕事をしつつ夢をあきらめない。そこに惹かれる。

 背水の陣でもなく、といって辞めるのではなく、何かここ一つどうだかなと思うところがあるが、こういう生き方もあると知ったことが私にとって大きな意味をもった。特に長年つとめた会社を辞めてから・・・

 考えてみれば、経済の問題は人生の中で大きい。好きな事をして経済的にもなんとかなることは結構至難の業なのだ。水木しげるさんの名言集をみていたら幸福の7ケ条というのがあった、実にすばらしい。検索するとネットで分かるが、その中にも「才能と収入は別、努力は人を裏切る」とある。経済の問題は悩ましいがやり方はあるようだ。

夢を実現する 5/10

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行動という神秘!(夢を実現する 4/10)

2016-03-17 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 私の父の実家は瀬戸内海沿岸のブドウ園だったこともあり、幼いころから夏休みになると、祖父母が収穫で忙しいブドウ園によく行った。そこには、親戚のおばさんやおじさん従兄たちが日々出入りし、労働も当然だが、楽しい語らいの場でもあった。

 そして思うのだが、そこでの労働や語らい、あるいは途中下車も含めた気楽な旅は、青春時代の不安定な時代を乗り越える大きな糧になっていたのだと。もし、この異空間がなければ、たぶん私の人生は全く別のものになったように今は感じる。

 このブドウ畑にまつわる経験が何故すごいかというと、学生風の頭でっかちな日常的な世界ではなく、行動や労働中心の世界であったからかなと。行動というのは、ロジャースの心理学では目的志向性と非常に関係があるとされ。また、エリクソンに言わせれば、目的志向性は罪悪感等の重いネガティブな問題を解決するポイントである。三段論法的にいうと、行動は、重大なこころの問題を解決するポイントなのだ。

 なお、目的志向性といっても、行動することで目的がより見えていくという不思議な面がある。初めにすべてお見通しではなく、行動をすることで、より自分の目的が意識化されるということだ。今は、小賢しいサービス商品の時代だが、例えば教育ということで、この先生について勉強するとこうなる。こういうメリットがあるとメニュー化されるのが今風なのだが、実際は、ある程度の方向感覚はあっても、実際にどうなるかは先生を信じ試行錯誤して初めて見えてくるものである。このあたりは、実に神秘的だ。

 さて、昨日は気が合う仲間で東京の多摩霊園を探索した。ネット上に有名人の情報が沢山掲載されていることもあり、いろいろ調べつつ、興味・関心を高めつつ当日を迎えた。午前10:00から午後3:00ころまで、1万5千歩をかるく突破するほど歩き、故人をしのびつつ貴重な時をすごさせていただいた。回ったところは、朝は東郷平八郎、山本五十六、高橋是清、内村鑑三を訪れ、次に世界史にも大きな影響をもたらしたゾルゲとその関係者、実業家の井深大、岡本太郎、吉川英治(実に生花が絶えないというシンプルなお墓だった)。

 お弁当を食べてからは、菊池寛、60年安保の樺美智子、尾崎秀実、三島由紀夫、長谷川町子、与謝野晶子、横河民輔、有島武夫、大岡昇平、賀川豊彦。実際回ってみると、本人の意志やご遺族の意向もあるのだろう、実に個性を感じさせていただいた。そして、有名人墓参の行動を通し、自分が何故そこに行ったのか・・・そんな目的があらためてより意識化されてきたようだ。

 他者の死を想うことを通して、自分の死と生への想いを深めたようだ。それは、実にメメントモリ・・・ラテン語で死を想え・・・であり、生きる上でとても大切な事だと思う。

夢を実現する 4/10

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負けん気を考えてみる!(夢を実現する 3/10)

2016-03-16 | 第九章「愛」

 何も夢の問題だけではないが、「負けん気」というのはいろいろ人生を左右するように思う。良い意味でも悪い意味でも。人から馬鹿にされて奮起して、良い仕事をした人もしっている。自分でも事をなすときに、貴重なエネールギー原になった経験もある。健全な劣等感は生きる力を倍増させる。そういった事例は自分でもいくつもある。いわば、自分の核心をついた夢を実現するうえでも強力な助っ人だ。

 一方、ちょっとへんな「負けん気」もある。人に迷惑になるような「負けん気」。時に自分の弱さを他者に転化するような「負けん気」も。自己否定・他者否定の自暴自棄、自己肯定・他者否定のつっぱり。周りも自分も暗くなる。

 良い「負けん気」か悪い「負けん気」か、自分でどう判断するか・・・いろいろあると思うが、悪い場合は「負けん気」で頑張っても負けたときに落ち込み度がきびしい。一方良い場合は、七転八倒でもなお余り落ち込まない。おそらく人生の夢との関わりがあるのだろう。悪い場合の処方箋は・・・「何のために生きているのか?」「生き甲斐は何か?」「自分の身体と生育史と魂を大事にしているか?」そんなことを前向きに考えるのが大事だと思う。

夢を実現する 3/10

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人生の節目での健康な判断力!(夢を実現する 2/10)

2016-03-14 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 今年の3月は私にとって大事な節目のように感じている。こうした時は、実は健全な判断力が必要だ。もちろん、ちっぽけな自分が判断したところで、それが長い人生でどのような意味があるかよくわからないことも当然ではある。ただ、悔いのない人生を歩もうとするときに、少なくとも心理学的に健全な判断をした方がよいのではと、自分の人生を振り返りつつ思うのだ。

 昨日は、孫娘の誕生を前に(最近は性別が誕生前にわかってしまうのは不思議だが)、どのような名前が良いがを話し合った。何か月か、考えてなかなか決まらない。どのように心理学的に悔いのない選択をするか。あるいは、自分のこれからの仕事についても、今年はあれこれ考えさせていただいた。今年は縄文小説を書いてきたが、どのように終着しどうするか?これも健全な判断力が要請される。これらは、自分にとって意識された節目であるのだが、人生はそのとき意識に昇らないが、あとで考えると大事な選択をしていることがある、日々の何気ない判断が決定的になることも。

 生き甲斐の心理学をベースに判断をする時、これはテキスト「生き甲斐の心理学」の5ページの系統図がとても便利である。どうしたらよいか、その時々、自分の状態(精神的にどの程度健全化も含め)を判断しつつ、単に論理的な思考だけに堕さず、自分の感情もしっかり見極めつつ選ぶ。

 例えば、命名問題であるが、ロジック重視で画数がどうだこうだ、書きやすいか否か、家族の文化と言ったらよいかある種の規則性・・・それも大事だが、両親は、その名前が好きか・嫌いか、あるいは怖いか、怖くないかといった感情生活の問題も大事だと思う。また、決定する時に現実吟味力は備わっているか、思想性といったアイデンティティにどう向き合うかなども。

 そのほか、系統図は知恵の塊であり、さまざまな切り口があるが、それについては来月4月30日の新宿・四ツ谷勉強会で取り上げたいと思っている。人生の大選択で何をどう判断するかだ。

*写真はちょうど3年前奈良の室生寺で撮った写真です。

夢を実現する 2/10

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