田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

たかが生ゴミ堆肥・醗酵するのは納豆や味噌だけではないのだ

2007年02月08日 | エコな はなし
二月八日(木)晴れ  午後 雲が多くなる  寒くない一日
十時から望月農協の二階で『らくらく菜園塾』が開かれる。
この催しは昨年の秋に信濃毎日新聞に募集が載っていたので申し込んだのだ。
十分前に会場に入ると圧倒的に女性が多く、40人の中でたった3名の男だった。
講座の内容は『発見・感動・感謝の自給菜園と土作り』となっている。
参加者は段ボール箱、小さなスコップ持参とされていたので、農協の金融部門へ大勢の人がダンボールを抱えて入っていくのは愉快な姿だった。

やがて講座が定刻に始まり講師は南相木村の細井千重子さんだ。
彼女は昨年の秋に立科町で勉強会を一日行ったが、今回は今日を含めて三回ある。
この講座で一番の大切なことは「循環型自給菜園」であって、生ゴミを全て土に返すことを実践するのだ。
ダンボールの中で、腐葉土と粉糠を使い、その中に野菜屑や食用廃油、米のとぎ汁をいれて醗酵させるのだ。

我が家では妻・Mが過去にEM菌を使ったやり方で生ゴミの処理をしていたが、なかなか上手くいかなかった。
バケツにだんだん溜まってくると腐敗臭が酷く、どうしようもなくなると俺に畑に埋めて来いと指示がでる。仕方なく、畑に運び深い穴を掘って一気に投げ込むのだが、その臭い足るやたまらないのだ。まるで幼少期の虫歯の臭いを思い出すのだ☆△×∵◎
翌日みると穴は掘り返され、中から腐敗した残飯が獣によってあたり一面にばら撒かれている。
裏山に棲む狸の仕業なのだ!!

午前中は講師の細井サンの金切り声(スピーカーが悪い)と講座の目的とは離れた、食育論、独特の節回しのハイトーンが真後ろのスピーカーからきゃんきゃん流れてくる。
廻りはご婦人方ばかりだから、皆さん静かにして首を上下に振りながら楽しく聞いている。俺はたまらず、スピーカーを横向きに変えたので少し落ち着きを取り戻したところで昼飯の時間になった。

午後は腐葉土と粉糠をいれたダンボールに生ゴミと廃油を投げ入れかき回すことを細井さんが皆の前でやり、受講生は其れを取り囲みながら学んだ。
明日からは各自が持ち帰り、自分の家の生ゴミを入れて土作りの実践をやるのだ。
講座が終わったのは三時を廻っていた。

たかが生ゴミ堆肥・醗酵するのは納豆や味噌だけではないのだ
コメント (4)
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