田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

町の宝 環境へ高度な取組をする会社がある

2009年03月06日 | 日記
3月6日(金) 雨 午後には激しく降る 夕方には止むが濃霧に集落が消える

雨の降るなか10時に町内の企業㈱ナガオカ製作所を訪問し、環境への取り組みを学んだ。
この訪問は“たてしなエコ・クラブ”が昨年から担当ししているJAの有線放送エコ番組に、今年は企業の環境への取り組みを紹介するためだった。
この会社は平成11年にISO9001を取得し製品の高度な基準を自ら設け、19年4月にはISO14001が承認され環境への取り組みを確たるものとしている。


会社へはクラブの3名で伺ったが、長岡社長はじめ、ゼネラルマネジャーのI氏に出迎えていただいた。
社内は整然としていて最先端工作機械を自社ブランドで設計から部品作成、組み立てまで全てを社内で行っているという。
≪株式会社ナガオカ製作所≫http://www.nagaokass.co.jp/kaisyagaiyou.html

会社の経営理念の次に環境方針を掲げ、それには下記の事項が記されていた。
一、株式会社ナガオカ製作所は、恵まれた自然の中で操業を継続できることに感謝し、資源の消費や環境汚染を最大限防止する努力をしていきます。
そして、事業活動が環境に与える影響を少しでも低減できるよう以下の重点項目を設けます。
(1)廃棄物の低減
(2)吸排気設備の使用に伴う、大気汚染の低減
(3)資源の消費の低減
(4)お客様の使用時における利便性向上と環境負荷の低減を図るため、提供する製品のアセスメント活動の実施
一、環境保護に関する法規制、条例、及びその他の要求事項を順守するとともに、自主的に基準を定め継続的改善を図ります。
以上のことが会社案内やカタログに記載されている。
事務所のみなさんや工場の現場の社員の礼儀正しい姿に会社の経営理念、環境方針が徹底していることがわかる。


環境への取り組みは環境に関わる詳細なデーターを纏め、社外からの問い合わせ等に全ての情報を開示しているという。
余りにも高度な取組をされていることで、放送の原稿を作るにも相当勉強しなければ書けないと感じた。

説明を受けてから工場を一巡したがどこの部署でも社員の真面目さがうかがえた。
全社員46名で運営され全てが正社員としていることも、このご時世には驚きのものだ。
工場の組み立が終わった製品には大手の名前が入った機会が並んでいた。
大手の生産ラインには必要不可欠な工作機械を送り届けている会社が立科町にあることを誇りに感じた。


11時過ぎに会社を辞したが、雨が降っているにも関わらず社長が我々の車を誘導していただいたことには驚きよりも感動を覚えた。
全社員が一丸となって最高の製品をユーザーに届ける気持ちが社内の空気から感じとることができた。

午後は説明を受けたメモ書きをまとめる作業に費やした。
雨が降っているのでリンゴ園には薪用の木を置いたままになっているのが気になる。
午後4時過ぎには雨も上がったが濃霧が集落を飲みん込んでしまった。


明日は太陽が出るという、今日の雨で一段と春に近づくだろう。

 

コメント
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