田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

信州の粉食 せんべい なるもの 食す

2009年03月29日 | 日記
3月29日(日) 晴 風が冷たい 夕方には暖かさを感じた

冬に戻った3日間が過ぎ、今日は太陽が出始めたが直ぐに薄い雲が広がった。
9時過ぎにたてしな歴史研究会の会長が書類を届けに来てくれたが、外での立ち話すっかり身体が冷え切ってしまった。

午前中は堆肥の山を天地返しして発酵を促す作業をすることにいしていたが・・・・
冷え切った身体を温めようと紅茶にラム酒を垂らして飲んだら身体は温まったが、今度は眠気を誘ったようで予定は未定とした。
ウラウラしていると昼飯の仕度をMがしている。
昨日からの予定でこの冬に挑戦した粉食集落では『せんべい』と呼ぶものをお復習いした。

信州の粉食の代表としては「おやき」これは昨日味噌造りをした仲間が持ってきてくれた「葱味噌」を食した。
ホットプレートではニラセンベイ、ちぢみ、シンプルな粉だけの「せんべい」を焼いてみた。
チジミは韓国料理だが何が違うのか判らないがレシピ通りに焼いても韓国の味は出なかった。
ニラセンベイはそれなりに味噌あじで去年造った手前味噌を使ったので味もよい。
最後は具が入らないものだが・・・・・
集落の爺様は「砂糖醤油は贅沢だったが旨かった」と言っていた砂糖は少々遠慮した。


昼飯に粉食は良いのだが、どのくらいの量を食べたのかが判らないのが困る。
焼き手をしながら口に放り込むと目が胃袋より大きいので後になって満腹過ぎることに反省している。
のんびりと食事をして片付けると既に3時を越していた。

ストーブの薪を運ぶため外に出ると風が治まっていたので暖かく感じた。
今年は暖冬と云うことだで、予定していたより薪を使わなかったのが嬉しい。
当初の予定の4分の1が余っているが、この先どのくらい使うかは知れたものだろう。
西に傾いた陽が雲間から主観的に紅い光を落葉松林の上半分を照らした。
新芽が燃えはじめる直前枝先を赤くしているのを狙っての光線のようだった。


東の方に廻ってみるといつもの浅間山ながらこのところ冬に戻ったために頂上付近も僅かに冬の面影を見せている。
明後日からは暖かさが戻るという。
この景色も見納めになるのだろうか?


日が暮れる直前には西からの光が暖かさを感じさせてくれる明るさで浅間連山を包んだ。
空にも斜めの雲が長く遠くの上州の方まで延びていた。
俺の好きな夕景色、集落の家々は僅かに残照に映っていた。
コメント (8)
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