田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

淡雪に 紅けさるる 雅かな (哉々)

2009年03月27日 | 日記
3月27日(金) 雪 昼には雲間から陽が射す 午後 青空が広がり風が冷たい

目を覚まして雪らしい明るい障子に飛び起きた。
昨日のりんご園では明日には登り道が乾くから・・・・・ダメだ、今日は仕事にならない。
表に出て見ると大した量は降ってないが、林檎の樹を切りに行くのはやめとなった。


このところの暖かさで冬タイヤを替えようかと思っていたが、流石は信州のこと、シッカリと春の雪が降った。
俺にとっては筋肉を休める意味でも具合がよいが、りんご園では消毒の時期が迫っているので早く切り出したいものだ。
久し振りに見る集落の雪景色は見納めになると思うと情緒を感じる。


昨日堆肥を畑のあいてるところに盛ってビニールシートで覆っておいたが、発酵熱は出ていないようだ。
白い雪からうっすらとブルーのシートの色を透かしていた。
てっきり今朝は湯気を立てていると期待していたが・・・・


朝飯を摂ってる頃にはだいぶ明るさを増してきたが、集落の端に見える唐松林は何となくセピア色をしている。
春の新芽が冬のグレーから紅色を見せていたのだ。


桜の蕾「雅」も少しだけピンクの色を浮かべているが雪に閉ざされたようだ。
濃い紅色の花が咲くのももうすぐだろうが、この雪が最後のなごり雪となるのだろうか?


昼前には雪は止み陽がさしかけた頃、餌探しに夢中になっているモズが盛んに地面の虫を追っていた。
羽色と紋様がぼやけているのでモズの♀だろうか・・・嘴の先端だけが猛禽類の片鱗を覗かせていた。
タイミングを図るのか尾羽を上下に動かしながら時々横に振る。
振り向き様に斜めに飛び去った。


淡雪に 紅もかくす 雅かな (哉々)
コメント (4)
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