田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

地産地消から新時代を生きぬく

2009年03月01日 | 日記
3月1日(曇・晴れ) 暖かく風もない一日 

朝から慌ただしく軽トラに荷物を積み込み家を出た。
今日は“たてしなエコ・クラブ”のイベントが開かれる。
いつもの場所、立科町農ん喜村交流促進センターに到着は集合時間5分前、スタッフの車が順番に坂を昇るタイミングだった。

8時半に軽くミーティングをしてから分担した作業にかかった。
テーマは『地産地消旬産旬消・あんしん安全な料理を味わおう』ということで、そば、おやき、とうふ を作ることになっている。
これ以外にも参加者がそれぞれ町内で採れた物を工夫して作ったお菓子や、総菜が楽しみの一つだ。

10時開始の時間には多くの人が集まり33名がそれぞれの持ち場に分かれた。
工作室ではソバ打ちの講師Tさんの判りやすい具体的な説明から入った。


ソバ打ちは8名でそれぞれが水回し・こね・のばし・きるまでと本格的なもので、道具は全てこのセンターに揃っている。
中でもそば粉の乾燥具合と部屋の湿度に合わせる水の量で捏ねる作業が難しく、T先生の出番が多かった。


おやきととうふは調理室での作業、急いで見に行くと既に具の包みの段階に入っていた。
ベテラン揃いのおやきの班は手際よく切り干し大根の煮付けや野沢菜の甘くにたものを包み込んでいた。
地元ケーブルテレビも収録に駆けつけ放映は20日だという。


二つのテーブルで始まったおやきの包みは具の違いこそあれ、包み方は器用に手のひらで皮を包み込むようにして丸める。
それぞれのやり方は違うが80コを越す数をあっと言う間に作った。
あとは蒸してから焼くだけだ。


反対側のガスレンジでは豆腐作りの中段に進んでて、既に豆をミキサーで砕く作業は終えていた。
砕かれた豆を鍋で煮立て豆乳とオカラに絞る作業もも終了。
この作業は布に入れた材を棒に絡みつけて絞り上げるのだが、熱くて大変だったそうだ。
この方法だとだと絞り粕となる『おから』は直ぐに食べることが出来るのだという。
絞った豆乳を少しだけ小型の鍋に移して73°に保ってからニガリをいれる。


全ての料理が出来上がりテーブルに並べる段階でそばの方は湯での作業に入った。
二つの鍋で茹でる蕎麦は艶があり旨そうな香りだ・・・


全ての料理が揃ったところで全員戴きます!!
ところが、ここで食べるのに夢中なことと自己紹介やら他個紹介などに気を取られ完成した料理の写真を撮るのを忘れてしまった。
ここはケーブルビジョンがしっかりと撮影してくれていると安心感からか食べるのに更に夢中になってしまった。
豆腐も豆の風味が際だち最高に旨い。
おやきはデザート感覚で腹一杯なのに口に入れてしまった。
ソバは太いの細いの短いのと様々な形があるが味はどれも同じだった。

食後は片付けだが、そこはエコの面々マイお皿マイカップマイ箸持参ということで洗い物は大きい物だけで簡単に終わった。
全てを片付けてからは長野県農業改良センター佐久支所の所長だった
中澤米子さんの『地産地消から新時代を生きぬく』と題してお話があった。
食後の眠気を誘う時間帯に巧みな話術とユーモアあふれる話で、何故地元の食材が大切かを判りやすく話をしてくれた。


あっと云う間に50分が経ち10分間の質問の時間も5分押しで全て終了。
一同テーブルの上に残った物はお持ち帰りパックに詰めて解散となりました。
今日の参加者総勢37名調理を伴うイベントとしてはちょうど良い人数だった。
最後はスタッフ全員で会場の掃除をして散会となりました。

お疲れさまでした。
コメント (8)
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