田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

身体の不調 急遽 安息日と決め込む

2010年08月11日 | 日記

8月11日(水) 曇り  今にも雨が降りそうな天気  夜まで一滴も降ることはなかった

朝から身体のだるさがひどく、起きるのも億劫だった。
原因は見ていて医者に行けば決まって『冷房病デスネ』の答えが返ってくるだろう。

昨日は午後1時半から2時間の講義『立科の風土と地質』という、夏期集中講座なるものの第2回を受講した。
ところが、会場では冷房が最高?にかけてあり部屋の温度は外気よりそうとう低かった。
開始時間ぎりぎりに入った俺は歴史研究会会長S氏の手招きのまま隣の席に着いたのがいけなかった。
俺の座った席は天井からの冷気が直接あたるところで俺の半袖姿が場違いに感じるほどだった。


夜は7時から2時間半、昼間と同じ部屋で、これまた冷房がかけられていた。
昼間で冷やされた身体は一応は平熱に戻っているようだったが、一度冷めたものは再び冷気に晒されると直ぐに冷える。
やっていることは、ボランティアの仕掛け人養成講座で、イカツイ男ドモがフェルトを使ったペン立てを作るという。
なんとも場違いな雰囲気の中真剣に取り組むほど、身体の冷えは倍増するのだった。
定刻の9時には終わらずに冷房だけは切れたので命拾いしたが ・ ・ ・ 


若い頃から冷房嫌いで通っていた俺は、立科町へ移り住んで何が良いかというと、冷房設備がない世界と信じていた。
しかし、最近は温暖化のためか冷房がある家庭も多くなっていると聞く。
そうは云っても窓を開ければ涼しい風が通る地域、冷房は外気との温度差5度を保って欲しいモノだ。
そんな理由で身体のだるさを感じつつも、PCに向かい昨日裏山で撮影した花の名を調べた。

薄暗い針葉樹の森を通り過ぎると明るい草原(実際には畑で鹿の害が多いので耕作放棄されている)にでた。
そこには眩しいほどのピンクの花が広がっていた。
この花の名は?とUPにした写真を見ても特徴のない花 ・ ・ ・
図鑑では判らずにネットの写真で調べるとクサキョウチクトウ【草夾竹桃】で俗名をオイランソウだという。
園芸種なのだろうが、いつの日にか里から山の畑に移されたモノが増えたのだろう。


裏山の道沿いにはカワラナデシコが多く見られる。
町中でも数年前までは見たと聞いているが、今ではその姿はほとんど見られない。


午後になってMがピアノを使うのでArgoを俺の部屋で預かった。
引き戸は開けてしまうので段ボールを積み上げて“通せんぼ”をしたところ、彼は上に登ってしまった。
落ちてケガでもされては思い ・ ・ ・ 下ろしてやっても直ぐに登る。
トイ・プードルはテディーベアと云われているが、横から見ると小熊そっくりの体型なのが判った。
       

先ほどのオイランソウではないが、この花もなかなか図鑑では出てこない。
この写真だけでは判らないだろうが ・ ・ ・ オイランソウのように集合体で咲くようだ。
また、一輪だけしか開いていないが明日にでも山へ行けば全容が見えるだろう。


Argoは俺がパソコンに向かっている間はカマッテもらえないことを知ってか、高見の見物としゃれ込んでいる。
ドッグフードに山羊の肉でも入っていたのか、ヤケに高いところで落ち着いている。
僅かの隙間しかないのに寝込んでいたが、口笛を吹くと舌をだして振り向いた。
      

7時を過ぎると集落の外灯が蛍光灯の青い光を見せ始めた。
浅間山の裾野は僅かに見えているが上空は台風の影響が分厚い帯状の雲が重なりあっている。


夕方には冷房病もだいぶ良くなった。
人に言わせると ・ ・ ・
『冷房病は数時間の冷気に晒されただけではなりません。単なる加齢に依る皮膚の順応力の低下ですね』ときた。
こう言う言葉では身も蓋もなく、藪医者だって今時はこんな言葉はかけないだろう。
安息日は十分に意義ある一日となった。

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山の花たちは 夏から秋へ

2010年08月11日 | 日記
8月10日(火) 晴れ    涼しい風   午後には曇り 夜にかけて激しい雨が降る

二日前に庭で咲いたホトトギスの花をUPして、裏山でもヤマホトトギスが花を開いていると記した。
今朝は久しぶりにすっきりとした太陽の光があり、雲も多いながら爽やかさを感じたのでいつもの散歩道へ登った。

        《庭で咲く園芸種と思われるホトトギス》

裏山の開けた所まで進むとやはりたくさんのヤマホホトギスが咲いていた。
まだ蕾が多いのでこれからだいぶ長く花を楽しめそうだ。
白が基調で格好の仲間の不如帰鳥よろしく、斑な紋様が目立つ。


レンズを近づけて観察してみると冠のような部分に蜜であろうか、光輝く水滴のようなものが見える。
花の構造は複雑で三段重ねのシャンデリアのように見える。


静かな山の中で人が俺以外の人間が見に来ることもない花
その華麗な姿を独り占めにしているつもりはないが、勿体ないほどの見事な姿をしている。


少し離れた所に同じような斑入りの花びらを持った花が咲いていた。
遠目ではよく見る花かと思ったが ・ ・ ・


図鑑を見ても似たような花はあるのだが、花びらの形や赤茶色の点々と入った紋様が異なる。
名前は定かではないが、黄色い花が美しく夏の終わりを告げているようだ。



次の写真も不思議な植物だ。
葉を観ると草ではないように見えるが 木でもない。
花は紫と云うよりも黒に近く見えた。
しかも、その姿が花らしくない。


顔を近づけて見ると種が入ったサヤのようにも見える。
しかも、軸からどのように出ているのかがわからない。
草むらに埋まるようにして立っている姿から、花が終わったあとなのか?


5時過ぎてから家をでて裏山を徘徊して戻ってみると8時30分を過ぎていた。
3時間を超す朝の散歩というよりもほとんどが花の脇にしゃがみ込んでの観察
遠くでキツネたちが見ていただろうが ・ ・ ・ ・
不思議な花もあるが、節不思議な人間と思われているのだろう?
コメント (2)
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