田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

熱中症と隣合わせ 夏 最後の薪つくり

2010年08月20日 | 日記
8月20日(金)  曇り   涼しいと思ったのは束の間 午前・猛暑 午後・激暑 夕方・涼しい風

今日で8月までに終えておくストーブ用の薪割り作業が終了となる。
おわりとなると言っても全てのマキ材の始末をつけた分けではない。
本当は梅雨入り前迄に終えているものだった。

既に太陽の光線は鋭く、紫外線も同時に攻撃するようにビシビシと熱い。
昨日の作業で今日の午前中に日陰で作業ができるように長さを切りそろえておいた。
自分で言うのもおこがましいが、風のとおる日陰での作業は順調だった。
11時近くなってまず1回目の休憩に入った。
休憩というと先ずは、井戸のところで顔を洗い首筋から後頭部に冷たい水をかける。
この水が冷たく手を流れる水にカザシテおけないほどに冷たいのだ。
作業着の上から脇の下にも冷たい水をかける。
あとは蛇口に着けたホースから直接水を飲む。
この一連の作業は熱中症で倒れた人の手当と同じで、身体の熱さが急に収まるのだ。

15分の休憩を予定して北側のマキを積んであるところで、昨日の蝶を探したがいない。
辺りを見回すと、樋から落ちる水を受けるのに敷いた採石に止まっている。
口吻の形を確認したいので近くへにじり寄ってみた。


しかし、昨日とは異なり口吻の先は円盤はなくストレートの棒状になっている。
また、先を筆のようにしなやかにして石の表面をなでていた。
サトキマダラヒカゲ脇に座り込んでの観察、時計を見ると40分経過したことになる。


慌ててカメラを仕舞い、再び薪割りの仕事についた。
午前中に終わらせる予定の、割ったマキを積み上げる作業、これがキツイ。
1時過ぎてもMは帰ってこないが ・ ・ ・ やがてタイヤの焼ける臭いと共にガレージに入った。
再度、井戸水の一連の作業をしてから昼飯を摂った。
時計の針とは異なるが、昼飯の前までが午前中、後が午後となる。

昼休に白樺レストランを訪ねた。
しかし、ここでは、一頭のヒメジャノメチョウだけが傷んだ翅を休めているだけだった。


畑の周りを歩くと草むらからシジミチョウが飛たつが直ぐにまた草むらに隠れる。
彼等も熱中症を予防しているのだろう。


糸トンボは頭を日陰に入れているが、目は外側に出ているが?
細い身体は枝の陰に身を隠せる術を持っているようだ。


炎天下の草むらで唯一元気な姿を見せているのがツユクサだった。
朝には水滴を蓄えていたがさすがに昼には乾燥してしまったのか、それとも水分補給用だったのだろうか?


午後の作業を始めようと、太い木を並べていると、頭がぼーっとしてきた。
こういうときは直ぐにやめる。
午後一回目の井戸水作業をやる。
少し身体が楽になったところで、北側のいつでも風が通るところへ行くとカレーの臭いがする。
一枝だけ花を開いていた。


夏の初めに花が咲き揃い、既に種を飛ばす準備ができている。
一雨降って湿り気を帯びたところで良い風くればタンポポの種のように何処かに飛んで行くのだろう。


沢山咲いていると気がつかなかったが、よく見ると美味しそうな花だ。
しべの形も芸術的で美しさを感じた。


熱中症を避けながらの作業も、三時までしばし、休憩をとった。
日陰のドッグランで午睡をむさぼった。
今日で区切りを付ける薪割り、3時過ぎには涼しい風も吹き始め、効率よく7時過ぎには予定通り完了した。
都会では熱帯夜で夜家の中でも熱中症になるという。
信州では窓を開けたままでは寒い、ありがたいことだ。
コメント
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