田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

前時代的語 シャベリング 

2009年03月17日 | 日記
3月16日(月) 晴 暖かい 午後からは風が強くなった

午前中からと言うか、昨日からの続き
今朝も急に書類のタイピングを頼まれた。
A$4枚の文章だが表もあり枠組みができれば簡単だが・・・・
手書きの文字が読みにくい。

焦って今日中に仕上げてくれ・・と云わんばかりの物の言い方だった。
昔からそんな時には必ず口から出る台詞があるが、仕事を辞めたらそう言うことは無くなるか、その言葉を忘れるかすると思っていた。
要はYesManなので・・・
“小心正面”とでも表すのが一番相応しいように思う。

後先考えずに直ぐに取りかかり・・・
これで良しと思っても手書き原稿が「て」なのか「こ」なのか・・・
はたまた『ろ』×『と』が読めない・・・
右上がりかと思っていると行が違ったりする・・・
兎に角、ありがとうもなく即飛ぶように出かけていった。

俺も午前中仕上げて出かけようと思ったことが午後になってしまった。
《滅私奉公》と前時代的な言葉と思っていたが俺も近いものだと自覚した。
5時前に役場で『がんばる地域応援事業交付金』の申請書類を提出した。
いろいろな目的で出されている申請書には同じ名前が沢山出ているそうだ。
7000人の町民、活動しているのは一握りの物好き集団のようなものだろう。
全ての申請団体に満額を交付して欲しいものだ。
町のためになることなら個人でも良いというわけなら胸を張って申請書を出したいが・・・・
客観的に見れば単なる物好きでやっているだけのようなものだ。。

夕方は別の仲間三人でミーティング、これは単なるシャベリングではないのだ!!
シャベリングも死語となり、穴掘りのことだそうだぁ~
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字ログの いそがししさの中 春の冷たさ

2009年03月15日 | 日記
3月15日(日) 晴 快晴  寒い朝 日中は春らしい暖かな一日

早朝からMが起きだして弁当作りをしている。
俺もつられて起きたが、お呼びではなさそうなので、夕べの続き・・PCに向かう。

明日が〆切だという役場の『がんばる地域応援事業』の支援金を請求する書類をまとめている。
もっと早くからやればよいのだが、どうにもこうにもいろいろ重なってできない。
外を見ると浅間山は冬の姿に戻っているが、レンズを向ける気にはなれない。
すそ野を覆う雲海も冬のようにくっきりと陰影ができるわけではなく春の空気でボンヤリしているのだ。

シモバシラも水晶のようにキラキラ朝陽を受けているが、なぜか余所よそしい。
午前中に3つの企画を書き上げてと言うと聞こえはよいが、俺が企画しているのは一つだけだ。
あとは代筆のようなもので・・・・PC早撃ち技が成すところだろうか!!

午後になって申請書に捺印をして貰いに、町内の西北と東北のハズレに出向く。
空気はのんびりと街道も日曜日のためか枯葉マークの軽トラが蛇行しながら坂を登る後から着いていた。
もっとも俺も軽トラ愛好者の一人で化なりの遠出も軽トラで済ませる。

軽トラのありがた味は、捺印をして貰いにYK氏に会ってから、畑の獣の害の話をするとネットがあるから持って行けと云う。
置いてある畑に行ってみると高さ2m以上になり、長さは30mは充分あるという。
早速軽トラに積み込んで次の町の東北部S会長のお宅へ向かった。

15分くらい山と山の間の道を走り15分くらいで着いたがアポ無しのために留守だった。
必要なことを書類に書き込んで明日にでも来ると書き置きして家を出た。
ここでも在宅ならば、薪材を貰うことになっているが、次回に回すことにしよう。
ビニールハウスの材料もあるというので、何れ近いうちに身なりを整えて出直すことにしよう。

一旦家に戻り電話待っていると夕方という予定の集落の長KMMさんから電話があり来年度の打合せに出かけた。
ここでも簡単な確認だけで、4月4日の会議の根回しを済ませ、前出の申請書の印鑑を貰った。

今日は写真を撮ることもなかったが・・・・
忙しさと中途半端な時期に寒さが来ると気抜けしてしまうのは何故だろうか?
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町民公開講座大盛会に終える

2009年03月14日 | 日記
3月14日(土) 曇り  雨から 雪  午後は青空がでる

午後には晴れるという天気予報を何回も見なおしているが外は雨・・・
激しい音をたてて降る雨に午後に開かれるたてしな歴史研究会主催の町民歴史公開講座が気になる。


雨は嫌だと云っていると昼前から大粒の雪が降ってきた。
春の雪ということだから大したことはないと多寡をくくっていたが・・・・
出かける時間には益本部理の様になり、集落の出来上がったばかりの公園の看板をに降りかかっている。


公開講座は主催者側役員として終了後にお茶会をするというの駄菓子を買うので途中によった。
会員27名に10名プラスで大量の買い物、持って行ったマイバックが少々小さすぎたようだ。

会場に集合時間の20分前に着いたが相変わらずの雪で、公民館の玄関には既に立て看板を出してくれていた。


準備はほとんど、教育委員会のY氏がやっておいてくれたので、少しだけ椅子とテーブルを並べただけで済んだ。
講座のテーマとなる『ふるさとの用水塩沢堰』による田園地帯を写した写真も飾った。
録音機もスタンバイし、ケーブルテレビの可愛いカメラウーマンもスタンバイしたところに続々とお客さんが入場してきた。

講師は長野女子短期大学の名誉教授 小林幹男先生が檀上に立ったのは定刻を少し過ぎてしまった。
前座と云うわけではないが・・歴史研究会の会長の挨拶がいつもより短いが少々時間を押したようだ。
先生の話は手振り大きくはっきりした声での歴史的背景を交えながら用水を通した功績の大きいことを語った。

この塩沢堰は蓼科山の湧水を里まで56kmをも通水した功績は素晴らしいものだろう。
まして、資材を投げうちさらに借財までをもしての偉業ながら、六川長三郎の代々が威張ることなく現在の12代まで続いていることがすごいと講師はいう。


総勢73名の参加で天候の悪かったにも関わらず大盛会に終えたことが嬉しい。
終了後の茶話会には参加者が少なかったのが残念だ。

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細雪にもならな い春のひととき

2009年03月13日 | 日記
3月13日(金) 曇り 雪 曇り 風が冷たく寒い一日

午前中は来週の月曜日が締め切りになっている町の「がんばる地域応援事業」の交付申請書をまとめていた。
室内楽のコンサートをやろうと前から仲間と話し合っていたのがどうやら実現しそうだ。
最低の資金の裏付けがないと、企画する段階で引いてしまう。
この事業への交付金は最高75千円とやや少ないが、あとはチケットは売ればなんとかなるだろう。
収益を見ないで企画するのだから心底ボランティア精神丸出しとなる。

音楽会の他にも集落の『昔食の復活』のような世代を超えた交わりを持つことを食を通じてやろうというわけだ。
企画を具体的にねって経費の見積もりなど検討していると、来年度の部落長から電話があり、長野県の元気支援金の審査が通ったという。
こちらはすでに取り組んでいる事業で、公園に四阿を作り整備しようということになっている。
高額の費用が降りることになったので一安心だ。

昼近くなると、春雨から雪に変わっている。
やけに寒さを感じていたが・・・この調子では積もることはなさそうだ。


午後は昨日の続き本棚の片づけを始めたがどうも続かない。
リビングのストーブに薪を入れながら少しだけのんびりとしてしまった。
愛息SalaはMが一昨日友人からもらってきたシンビジュームの周りをウロウロしている。
この花をパクリでもしたら怒られる度合いは200%以上のものだろう。
これから蕾を開くのだが花自身は危険を感じるのだろうか?


夕方の集落の会議が日曜日に伸ばしてくれと電話があった。
気抜けしてしまったが、資料をしっかりと作れるので良しとしよう。
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本棚の片づけは いつの日に終わるのだろうか

2009年03月12日 | 日記
3月12日(木) 晴れ 風は冷たい ぼんやりした一日

なんとなく年度末貯めこんだ仕事も方が付いてきた。
本格的な春になる前に部屋の片づけをしたいと思っている。
このブログでいい加減な気持ちで文字にすると後が大変なので少しだけぼんやりと表しておこう。
要するに部屋を片付けたいと思っている。



先ずは書棚から片付けにはいらなくてはならないが、片っぱしから本を取り出してすぐに参考として使うもの
当分は使わないが、いずれ年内にはページを開くであろう本・・・
全く使わないと思う本でも処分するには捨てがたい本は段ボールへ入れることにした。

ここまではすんなりと来たが・・・
ページをめくるたびに読みふけってしまう。
中でも≪ふるさと 立科 かるちゃあ≫というガリ版刷りのような本がある。
これは今年中には何回かページをめくるという部類の本だ。

パラパラと眺めていると楽譜がついた『横鳥八景小唄』というのがあった。
作詞:手塚深山 作曲:山下千鶴 校閲:上野、中澤両校長 とある。
歌詞は上の写真に乗せたが、立科町の西部一帯が横鳥村と云われていたころのものだ。
作詩者の手塚深山と云うのは山裾の集落におられた方で既に亡くなっているが、お嬢さんが神奈川県藤沢におられる。
彼女はこの集落に別荘を建てて毎月通ってきて懇意にしている。

歌詞を見ると「花に霞に月雪紅葉」とまさに現代と変わらない風情を歌っている。
これも田舎のいいところで40年以上景色が変わらないであるということが素晴らしい。

そんなことで、今日も捗らない一日が流れて行った。
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≪来年の今月今夜の今宵の月を・・・・≫

2009年03月11日 | 日記
3月11日(水) なんとなく晴れ 春のかすむような天気 夕方から冷え込む

菜の花畠に 入日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて にほひ淡し

里わの火影(ほかげ)も 森の色も
田中の小路をたどる人も
蛙のなくねも かねの音も
さながら霞める朧月夜



春の満月を迎え 歌でも口ずさみながらながめる・・・
しかし、信州の思い出を歌詞に込めたと云うには少々無理があるようだ。
菜の花まだまだ先の話、おぼろ月夜と云うに寒すぎる。

今宵こそはしっかりと満月を愛でようと瞬を待った。
しかし、月が昇る場所を間違えての準備万端、顔を出すところには間に合わなかった。
「朧月夜」の歌詞にあるように≪入日薄れ≫を過ぎた闇夜が始まったところでの構図はいささか残念だ。
見わたす山の 霞ふかし と文字どうりのロケーションながら残念至極・・・

歌詞の通りにはいかないことが次への課題・・・
唄でも口ずさみながら・・・
≪来年の今月今夜の今宵の月を・・・・≫
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暖まる食“ひんのべ”がよさそうだ

2009年03月10日 | 日記
3月10日(火) 薄曇り 暖かい 午後には寒くなる

夜明けからだいぶ時間が経ってからボンヤリと浅間山が見えてきた。
上越からの雪雲と上空の黒い雲・・・・
浅間山はボンヤリとしているが噴煙は元気に出しているようだ。


投函した葉書が戻ってきたのがある。
公開講座の案内なので、再度作り直して郵便配達の人が来るのをまった。
出前ポストは田舎ならでは良いところではないだろうか。
葉書の配達を頼んで後に浅間山を見ると相変わらず山頂付近は白い雲に覆われている。
この白い雲は噴煙なのだろうか?


5時前には浅間山麓には陽が当たり上空の黒い雲との差が対照的だ。


夕方のTVで信州の粉食を採り上げていた。
一般的には「水団(すいとん)」と言うが北信州高山村では『ひんのべ』と云って錬った粉を“ひっぱって伸ばす”して団子状にする。
動作のとおり、根菜類を沢山いれて冬場に暖まる料理だ。
早速晩飯は“ひんのべ”にしようと云うことで、ありとあらゆる野菜を入れて味噌味で作った。
下の写真はTVの画面のものだが、我が家の“ひんのべ”はもう少し旨そうに見えた。


これ以外のも「ニラセンベイ」と同じような『ニンジン煎餅』と言い、人参を摺り下ろし、エゴマを入れると云う。
これも旨そうなものだが、我が家の人参は鹿の餌と化してしまったので秋の楽しみにしよう。


暖まる食“ひんのべ”がよさそうだ
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啓蟄も過ぎ 寒さの中に春を感じる

2009年03月09日 | 日記
3月9日(月)曇り ボンヤリとした一日 寒さは遠のいたように感じる

目覚めたときに空気の冷たさを感じない。
流石は3月も三分の一を過ぎる頃になると寒さも根本的には遠のくのだろう。

太陽がでているのか出ないのかはっきりしない。
雲の裏側からボンヤリした光が僅かにリビングの床に影をつくる。
ところが窓の外を見ると一面白くなって霜が降りている。
どれくらい寒いのかと思い外に出て畑まで行ってみた。
畑の手前焚き火場では一年中居心地が良さそうに過ごした湯を沸かすのに便利な三脚がある。
この足下は霜に覆われて白くなっているが、炭化しが燃えがらが自己主張して黒く現れている。


写真で見ると寒そうに見えるが体感温度は風もないためか寒くはない。
近くのパセリの株を見ると、温暖化とは言え一冬を外で過ごしたのだから相当我慢をしたのだろう。
もう少し本格的な春になれば、寒さに耐えただけ香りが強い葉を繁茂させてくれる。


パセリの近くで半分人生?玉葱として諦めを感じ取っているのが、ひ弱な苗がやっと冬をこしたぞ~って云ってるようだ。
ビニールマルチの代わりに藁を根元に強いてやったが、なんとなく弱々しく見える。
果たして7月の半ばまでに立派な玉葱になってくれるのだろうか心配だ。


同じ植物でも一年中ポカポカの室内で大切に育てられたシンピジュームが花房を4本だいしていたがやっと花が開いた。
暖かいところで過ごしているから不安が無いかというと、これから花の香りに誘われ危険が近づくのだ。
花は甘い香りを出すので、この家の主人のような顔をしている四つ足動物Salaがガブリとやるのだ。
この花は下に下がるように房を垂らすので余ほど高いところにでも置いておかないと危険だ。



啓蟄も過ぎ 寒さの中に春を感じる
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穏やかな一日 忙しなく働く指先

2009年03月08日 | 日記
3月8日(日) 晴 春霞がかかったようなボンヤリして暖かな一日

朝からなんとなく寒くない一日・・・・
ボンヤリとした空気に景色もなんとなく霞んで見えた。

朝から「たてしな歴史研究会」が開く公開講座のチラシ作りでPCに向かっていた。
今週の土曜日3月14日(土)に行われるが、題目と直接関係がある「土地改良区」の役員が知らないという。
改良区は後援をしてくれているので、安心していたが・・・・
月曜日の朝一で他の文書送る封筒にチラシを入れてくれるという。

毎年開いている公開講座は近隣市町村と関わりのあることばかりだったから、参加者が多かった。
しかし、今回は立科町のみと言うわけではないが、町民が多く来てくれることを想定しての企画だ。
必要な項目は簡単だが“講演要旨”を書くのには少々不安があるが、有線放送の原稿と同じにした。


町外の人も多く参加して欲しいものだが、どの程度知名度があるのかが心配だ。
このメインテーマの『塩沢堰』は国土交通省の疎水百選にも選ばれていて現地を見学するとその難工事は大変な物だと云うことがわかる。

一通りできたので70枚を印刷した。
この疎水百選は長野県のHPに掲載されているので、是非見て欲しい。
また、現地を見たいということであれば都合が着き次第ご案内することもいとわない。
http://www.pref.nagano.jp/nousei/nochi/sosui/sosui02.htm

遅めの昼飯をとってから、午後は16日が〆切の『がんばる地域応援事業交付金』の申請についてプランを立ててみた。
これには町内の有志でコンサートをやろうと云う話がある。また、「たてしなエコ・クラブ」でも研修会にバスを仕立てて出かけるのも一案だ。
尤も重要なのは山裾集落の忘れかけている《昔食》を再現することも考えなくてはならない。
前から企画はあるのだが、財政的に元手になる物が無かったので実現できなかった。
考えはまとまるのだが、いろいろな者に首を突っ込み過ぎるのも少々身の危険を感じなくもない。

5時頃には夕焼けの一歩手前だろうが、浅間山はだいぶ雪が解けてしまった。
朝から小さな噴煙を上げては消え、また揚げることを繰り返している。
中規模の噴火があると云われているが、少しずつ噴煙を挙げてガス抜きをしてしまうのだろうか?


大爆発を押さえ穏やかさを前面に出す浅間山を見習いたいものだ。
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春のふわふわとした空気が心地よい

2009年03月07日 | 日記
3月7日(土) 晴れ 久しぶりの青空 暖かい一日

昨日は2日続きの雨がたっぷりと降ったが、浅間山は雪だったようだ。
気象庁の火山情報によると、浅間山の火山活動状況は、噴火警戒レベル3が継続しているそうだ。
噴火口の近くは相当温度が高くなっているのか、たっぷりと降った雪も溶けているようだ。


午前中は久しぶりに外仕事をこなしたが、暖かな太陽の光がありがたかった。
昼飯前に一通り片づけて、畑のはずれに行ってみると“詰め草”の葉がだいぶ元気が良くなっていた。
真冬の間は葉がチジレ哀れな姿をさらしていたが、今日は小さいながら葉を広げ昨日の雨の滴を受け止めていた。
白い花か赤かは忘れたがこの場所には毎年詰め草が多くくなる。


昨日の雨の量は相当多かったように思うが、それを実証するように、裏山との境の獣の巣穴からまた新しい土が掻きだされていた。
巣穴の中に雨が流れ込んだのかもしれないが、春の子育てが終わったらどこかへ引っ越してもらいたい。


巣穴のある高台から浅間山から連なる山々が見えるが、どの山もたっぷりと雪を戴いていた。
春の淡雪ながら山並みの雪があるのは景色としては最高だろう。


青空がまぶしいように深い色を見せているが、土手の下の方にある白花山吹の黒い実が今にも地面に落ちようとしている。
枝の下には去年出た実生がツンツン棒だけを見せているが、この黒い実もやがては地面に落ちて発芽することになるだろう。


強い雨が降ったので今まで山裾の日影にはたっぷりと雪を残していたがそのほとんどが溶けてしまった。
今年は温暖化のせいか確実に去年よりも暖かい。
西側の畑に残っていた雪もわずかに細く見えるだけになった。


春のふわふわとした空気が心地よい
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町の宝 環境へ高度な取組をする会社がある

2009年03月06日 | 日記
3月6日(金) 雨 午後には激しく降る 夕方には止むが濃霧に集落が消える

雨の降るなか10時に町内の企業㈱ナガオカ製作所を訪問し、環境への取り組みを学んだ。
この訪問は“たてしなエコ・クラブ”が昨年から担当ししているJAの有線放送エコ番組に、今年は企業の環境への取り組みを紹介するためだった。
この会社は平成11年にISO9001を取得し製品の高度な基準を自ら設け、19年4月にはISO14001が承認され環境への取り組みを確たるものとしている。


会社へはクラブの3名で伺ったが、長岡社長はじめ、ゼネラルマネジャーのI氏に出迎えていただいた。
社内は整然としていて最先端工作機械を自社ブランドで設計から部品作成、組み立てまで全てを社内で行っているという。
≪株式会社ナガオカ製作所≫http://www.nagaokass.co.jp/kaisyagaiyou.html

会社の経営理念の次に環境方針を掲げ、それには下記の事項が記されていた。
一、株式会社ナガオカ製作所は、恵まれた自然の中で操業を継続できることに感謝し、資源の消費や環境汚染を最大限防止する努力をしていきます。
そして、事業活動が環境に与える影響を少しでも低減できるよう以下の重点項目を設けます。
(1)廃棄物の低減
(2)吸排気設備の使用に伴う、大気汚染の低減
(3)資源の消費の低減
(4)お客様の使用時における利便性向上と環境負荷の低減を図るため、提供する製品のアセスメント活動の実施
一、環境保護に関する法規制、条例、及びその他の要求事項を順守するとともに、自主的に基準を定め継続的改善を図ります。
以上のことが会社案内やカタログに記載されている。
事務所のみなさんや工場の現場の社員の礼儀正しい姿に会社の経営理念、環境方針が徹底していることがわかる。


環境への取り組みは環境に関わる詳細なデーターを纏め、社外からの問い合わせ等に全ての情報を開示しているという。
余りにも高度な取組をされていることで、放送の原稿を作るにも相当勉強しなければ書けないと感じた。

説明を受けてから工場を一巡したがどこの部署でも社員の真面目さがうかがえた。
全社員46名で運営され全てが正社員としていることも、このご時世には驚きのものだ。
工場の組み立が終わった製品には大手の名前が入った機会が並んでいた。
大手の生産ラインには必要不可欠な工作機械を送り届けている会社が立科町にあることを誇りに感じた。


11時過ぎに会社を辞したが、雨が降っているにも関わらず社長が我々の車を誘導していただいたことには驚きよりも感動を覚えた。
全社員が一丸となって最高の製品をユーザーに届ける気持ちが社内の空気から感じとることができた。

午後は説明を受けたメモ書きをまとめる作業に費やした。
雨が降っているのでリンゴ園には薪用の木を置いたままになっているのが気になる。
午後4時過ぎには雨も上がったが濃霧が集落を飲みん込んでしまった。


明日は太陽が出るという、今日の雨で一段と春に近づくだろう。

 

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田舎暮らしの浅い春

2009年03月05日 | 日記
3月5日(木) 晴れ ベールをかぶったような太陽 暖かな一日

久しぶりに太陽の光を感じる。
3月に入ってから晴れの日が極端に少なくなった。

浅間山は日の出からだいぶ時間がたってから雲の上に顔を出した。
煙はわずかに北東の方へ流れているようだ。


昼前に庭に出てみると鉢植えの福寿草は一つだけしか花を見せなかった。
やはりそっと野におけ・・・と云うのだろう。


少し離れた錦木のしたにある福寿草は少しだけ陽あたりが悪いためか、つぼみが土の中から出ようとしている。
ほったらかしながら沢山の花を見せてくれたのがうれしい。


家に入り続きの作業を始めたが集中できない。
鉛筆や消しゴムはほとんど使わないが、この時期だけは使わないわけにいかない。
鉛筆も好みのものは2Bですぐ丸くなって細かい字を書くのには鉛筆削りは必需品となる。
この機械は半世紀以上も元気に動いているブリキ製でお気に入りのものだ。
元はと云えばMの弟が使い、子どもが使いさらに現在の子どもは机に備えられている電動の物を使っているという。
今でもしっかり削れ芯のブレもなく電動のように無駄に鉛筆を消費させないのがよい。


Mが帰ってきてから昼飯となったが時間は午後の中頃に近かった。
気分転換に裏山に散歩にいった。
春とはいえ花を見るのはオオイヌノフグリだけだ。
この花は一年中咲いているように思うが花を見ない季節はいつごろなのだろう。


山の中腹にあるコブシも昨年は沢山の花を見せてくれたが今年は数えるほどしか見えない。
しかも、今はまだまだ固く蕾を閉ざしていた。


家に戻り庭のヤマボウシを見ると太い枝のまたになっているところに鳥の巣があった。
昨年のモズの巣だろうか・・・・・
ここを中心に盛んに警戒する叫びを上げたり、幼鳥に餌の取り方を教えている姿を見た。
巣の形も荒れてないところを見ると無事に雛は巣立ったようだ。


4時前の浅間山は朝見た姿とは代わり、頂上付近は地熱で雪が解けて火山灰の黒々した処を見せている。
相当の温度なのだろうか?

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タスヒクカケル タヌキの皮の 確定申告

2009年03月04日 | 日記
3月4日(水) 僅かな積雪 曇り 雪が舞う 午後雨 夜には晴れた

昨日からの雪がだいぶ積もっていることを予想して早く起きたが差ほどでもなかった。
この冬には一度も除雪機を動かしてないので・・・・期待したが・・・
玄関から外に出てみると温かく既に雪は溶け始めていた。
新聞屋さんが方向転換をしたタイヤの跡が雪がとけて紋様を作っている。


玄関のある南側は雪が少なく感じるが、北側の山との境に積んだ石の上には結構な雪が積もっている。
夏にはカラカラに乾いてしまうので、今の時期にたっぷりと水分を蓄えてほしい。


新聞をとって家に入るとタイミングよくパンが焼き上がったときだった。
20年以上使っているパン焼き機も最近は焼きムラができたり、コネが足りないような部分できることがある。
全く駄目になるのなら買換えもしなくてはならないが、今のところは焦げ目が多くつくくらいで不具合は我慢できる範疇なのだろうか。


午前中は『たてしな歴史研究会』の《ふるさとの用水塩沢堰を考える》と題する町民公開講座の案内を印刷した。
午後1時過ぎに郵便屋さんが来るのでそのときに持っていって貰うのに間に合った。
ポストに投函するといつ集めに来るか判らないので、“対面投函方式”なら安全この上ないだろう。

昼飯を終えてやっと自分の確定申告に取りかかった。
少しでも還付金を多くしたいと思うが・・・・・何回も書き換えては逆算してみるがタヌキの皮が増えるばかりのようだ。
畑の脇に置いてある苗箱にヤマバトが来ているが、ここは日陰のため雪が解けていない。
常に控えめなヤマバトは淵の雪のないところを歩いては首を捻りまた戻って首を捻っている。


だいぶ時間が経ったように感じたが、今度は例のハトがレンギョの枝に絡んだツルの実をつついていた。
なんとなく羽の色も濃くなって綺麗だ。
キジバトと云われる所以だろうか?


タスヒクカケル タヌキの皮の 確定申告
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ひな祭り 白酒ならぬ なごり雪

2009年03月03日 | 日記
3月3日(火) 曇り 雪が舞う 昼ごろから本格的に降る 冷える

朝から北側の部屋に閉じこもりPCに向かっていたが寒い。
三月と云うのに寒さはどんどん増してくる。
外を見ると雪が舞いだした。
立・横・斜、中には下から上に向かっている雪まであり風が強くなってきている。
外のコンクリートのたたきまで雪が舞いこんできているのを見ると大粒だが湿り気がなく軽い雪のようだ。


昼を過ぎたあたりからは本格的に降りだしていて景色がかすむほどの降りようだ。
天気予報のとおりにこのまま降り続くと明日の朝は除雪機の出動となるのだろうか?


頼まれ仕事をしながら夢中になっていると、午後の時間があっという間に過ぎてしまった。
5時に休憩がてらお茶をしたが、TVのニュースでは桃の節句と云う事でJALは飛行場の地上業務全てを女性がやったことを報じていた。
荷物を積み込むことからガソリンの補給、機体の点検まで全てをやっている姿が画面に写されていた。
大変夢のあるやりがいの仕事で楽しんでいると語っているではないか・・・
女性は強くなったものだ・・・・・


桃の節句と云う事で山裾家ではなにかひな祭り的なことがあるのだろうか?と聞くと、無いとこと絵が返ってきた。
しからば一品と出てきたのが、特大の餅が入った善哉だ。
ここにも逞しい元姫がいたこを忘れていた。


この大きな餅が入った善哉には愛息Salaも少々驚いたのか斜に構えている。
夕べからの寒さでSalaは夜中に薪ストーブの下へホフクゼンシンをしたのかジャージの背中が焦げている。
いたずら坊主も少しは懲りただろうがとんでもないことを仕出かすのだ。


夕方6時前には集落の茅葺屋根も町から入ってくる道も全て白く雪に覆われてきた。
寒さの戻りで芽を出してしまった花たちは本当に寒さに耐えられるのだろうか?
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なごり雪

2009年03月02日 | 日記
3月2日(月) 雪  晴れ  穏やかな一日 

昨日のイベントが大成功に終わりホッとしたためか目覚めたのは7時を過ぎていた。
曇りの予定が朝陽が差し込んで切る障子を開けると一面銀世界まではいかないが雪だ。

なごり雪だろうか・・・・
見るからに薄っすらと粉砂糖を被せたカヌレのような石積みが見えた。
日が当たるところはすぐに溶けていくので小鳥たちの餌には心配はなさそうだ。


午前中は年度末に向けた会計報告や決算書を作っていた。
これも頼まれていたものもあり押せおせで3月に入ってしまったが2件のものは仕上げてメールで送っておいた。
「たてしな歴史研究会」は庶務係りの1名が休会しているため会計も請け負ってしまっているので残金と預金など集計をした。
当たり前だがドンピシャに最後の68円まで合っていた。

昼前には浅間山も春の淡雪をかぶりながらも最後の雪景色になるのだろうか?
標高2500m余なのでリンゴの花が咲く5月頃までは雪が残るのが常だ。
しかし、今年の冬は暖かく信州ではは平均気温が2℃高いという。


遅めの昼飯を済ませてから確定申告の書類を開いた。
半月以上前に税務署から送られてきた用紙も封を開けていなかった。
今年は去年とは少し違う収入があるとMが云うが、俺には全く理解できない。
去年は初めて全ての作業を説明書を読みんがら自分で書きあげたが・・・・・
今年はどうなることだろうか?
尤も戻ってくるように始末するのが難しいのだが、これは知恵なのか欲なのだろうか?

夕方、6時になっても浅間山がしっかりと見ることができた。
明るくなり本格的な春になっていることを実感する。


 
コメント (4)
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