駿河湾地震で東名高速道路の一部が崩れてしまった。それで東名高速道路の上り線が不通になっている。東名とか名神高速とかは日本の幹線道路である。大きな地震ではあるが、こんなに簡単に不通になるとは驚きである。
幹線道路だから復旧が急務であって、日夜をついで復旧作業に励んでいるが、なかなか作業は進まない。これははじめの工事の作業計画が事態の深刻さによって変更を余儀なくされたからである。これも想定外だというのだろうが、想定外ということが多すぎるような気がする。
おりしもお盆の休暇時であって、東京からの地方への帰郷がピークとなる日時であったことは不運であった。東名の不通は予期して帰郷計画を立てていた人も実際の交通渋滞で少しいらいらしているようである。
そういえば、フランス語で交通渋滞をbouteillageという。bouteilleというのはビンのことでビンの首のところがくびれていることから来た言い方らしい。これがドイツ語ならばVerkehrsstauとかAutoschlangeという。Stauというのは水が滞っていることであるが、それに交通というVekehrをつけたものである。もう一方のSchlangeは蛇のことであるが、車が蛇のように長く延びているというのは日本でも理解されるだろう。