徳島科学史研究会の機関誌へ投稿したエッセイの校正が土曜日に来たので、校正のために読み返している。「広重徹の三段階論批判」は読み返し方の回数が少なかったせいか、どうも細かな表現がよくない。それで細かな表現を数箇所変更した。
このエッセイはどうも投稿する前にあまり読み返す気が起きないという不思議な感じがするエッセイだった。私は大体嫌になるくらい何度も読み返す方なのだが、どうしてかその気があまり起きなかった。とはいってもそれなりに読み込んではいたのだが。
内容はある程度自信をもっている。書く途中でいろいろその内容を書き換えた。こんなにその途中で内容を書き換えたエッセイはなかった。
もう一つのエッセイは「対数とはなにか」というもので対数の意味を述べたものである。こちらは前に原稿をつくってあったので、書き上げるのにそれほど時間はかからなかった。でも対数の性質の導出を以前の原稿から、まったく書き変えた。こちらもよく読んでもらえば、徹底的に書いてあることがわかると思う。もっとも読む気になってもらえないというのが実情だろう。
このエッセイの執筆の動機は「対数と指数とは見かけとか焦点の当て方は違うが、同じものだ」ということである。このことを私が知ったのはそんなに昔ではなく、比較的最近のことである。