昨日、ようやく「武谷三男の業績リスト」と「著作目録」を「素粒子論研究」電子版に投稿した。すでにWeb上に出ているので、誰でもアクセスできるはずである。ところが、このPDF版を見たら、どうも文章の中の文献の数字の間が少し開きすぎていることに気がついた。
修正すべきなのだろうが、別に間違っているわけでもないのでしばらくそのままにしておこう。
原稿を寝かせておいた時間は十分だったはずだが、それでも文の体裁を気にしていなかったと悔やんでいる。そそつかしい私はいつもこういう風である。だから、念には念を入れてと心がけているつもりだが、その生来のそそつかしさは直らない。困ったものである。
中学生のころ塾に通っていたが、連立方程式を解くときなどにそそつかしく計算をよく間違って塾の先生からよく注意をされた。計算のない数学があればいいのにと思ったものである。
私の中学生の頃通っていた塾は、このごろ流行の塾とは違う。このごろの塾はむしろ学校の教室と似ているのが普通だろうが、私の通った塾は普通の家に上がって行って、畳の上に座って先生の説明を聞いたり、自習をしたりした。
この塾はもともと旧制の中学校や女学校に入る受験準備のために武田先生が開かれた白星堂という名の塾であって、武田先生は私の母も教えてもらった方だったという話はこのブログでも書いたことがある。
中学校時代にこの塾に通ったが、高校以降は塾にはもう通わなかった。この塾で初歩の英語についてとてもいい教育を受けた。私がいまでも外国語を学ぶことが好きなのはこのときの教育がよかったためであろう。