物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

GeistとGeister

2010-06-11 17:29:47 | 外国語

昨夜のドイツ語のクラスでGeistとGesisterとは違うことを教えられた。Geistは精神、心、霊魂を意味する語であり、複数としては使われないという。また、Geisterは霊、幽霊を意味する語で単数では使われないという。

英語でもspiritはいろいろな意味を持つ。もちろん精神とか魂という意味もあるが、私の覚えているところではspiritにはアルコールという意味もあったと思う。

同じようにGeistにもいろいろな意味があるのであろう。Geisteswissenschaft精神科学という語を昔知ったが、これは私の誤解でなければNaturwissenschaft自然科学に対応したもので、日本では人文科学と社会科学を含むものだと思っている。

しかし、SozialwissenschaftはやはりあってGeisteswissenschaftは人文科学だけを指すかもしれない。と思って辞書を引いて見たら、Sozialwissenschaftは載っていたから、人文科学だけを指すらしい。などと書いて和独辞書を引いてみたら、人文科学はKulturwissenschaftとあった。もっとも私のもっている独和辞典にはKulturwissenschaftは載っていない。とするとやはりGeisteswissenschaftでいいのだろうか。

念のためと思ってLangenscheidtsを引いて見たら、どうも説明はなかったが、Kulturwissenschaftという語はあるらしい。それで行きつ戻りつしている。インターネットで後でしらべてみることにしよう。

ある特別な霊であろうが、Poltergeistというのがある。このポルターガイストは騒々しい音は立てるが、姿を見せない霊だと辞書にあった。そういえば、ドイツで結婚式をまじかに控えたある若い男性が訪ねてきて明日はPolterabendで少々騒がしいが了承してくれといったが、これが何を意味するのかはわからなかった。

そして次の晩にマンションの前の果樹園の丘にいくつかのテントを建てて、大勢の人が来てわいわいやっている。それでドイツ人は祭り好きなのを知っている妻と子どもがまたドイツ人がお祭りを始めたというので、私たちも行って見た。

そうするとそこに居た人が飲み物を勧めてくれたので、飲んでいるとこれはなんだか知っているかと聞く人がある。それでなにかのお祭りではないかといったら、いや結婚式の前の夜の騒いで、過ごす慣習があるのだと説明をしてくれてやっと若い男性が説明に来た理由がやったわかった次第であった。

さすがにこういうことを実体験するともう30年以上も前のことだが忘れない。