先日のドイツ語のクラスで( ) と [ ]とをなんというかと先生のR氏に聞かれた。それで、runde Klammerとeckige Klammerと答えたらあたっていたらしい。それで、他のメンバーは私がこの言葉を知っていたと思ったらしいが、実は私もよく知っていたわけではない。
そこが、自分でもわからないのだが、いつかこの二つのかっこをどういうか聞いたか読んで知っていたのかとも思うが、自分で自覚して覚えていたという気がしない。だが、いつかこういう語を学んでいて、それが頭の記憶の底に沈んでいたのであろうか。
ところがかっこにはもう一つ種類があって、それは{ }である。これをどうドイツ語でいうか知らないのである。英語ではこのかっこをcurly bracketと言ったりするから、lockige Klammerとでも言うのかと思うが、どうも辞書にはそういう語は出ていそうにない。
lockというのはよく知らないが、サイレントナイト ホーリーナイトというクリスマスの歌のドイツ語版にはlockigen Haarという語があるからである。よく知らないが、おさなごキリストは巻き毛の子だったのであろう。
それで思い出した。ドイツ語での数式の読み方とかいう本をもっていたはずだ。そう思って、書棚の奥にあったその本を出して{ }をどう書いてあるか見てみた。するとgeschweifte Klammerとあった。しかし、このgeschweifteという語は一度もお目にかかったことがないから、なかなか覚えられそうにもない。
schweifenという動詞があるが、これはいま辞書を引いて見ると「(工作物に)反りをつける」とか「(板や板金などを)弓形に切り抜く」という訳がついていた。普通に{ }をどう言うかはもっと調べて見る必要があるだろう。
そう思ってLangenscheidtsを見てみる。これには( )をrunde Klammern, [ ]をeckige Klammern, { } をgeschweifte Klammern, < >をspitze Klammernと全部説明が出ていた。二つのかっこでペアになっているから、Klammerではなく、Klammernと複数になっている。