今年も中島みかんを食べている。しかし、1回目の一箱の早稲のミカンを11月の末に食べ終わって、2回目の中早稲とかのミカンの一箱を食べ終わろうとしている。
今年は早稲のミカンの方はあまりおいしくなかったが、この中早稲はなかなかよかった。食後に小さなミカンではあるが、2つくらいは簡単に食べてしまう。甘くて酸味があまりなく、すっぱいことに弱い私には言うことがない。
しかし、ミカンもそれをどこかの会合に妻が出かけるときに10個くらいをもっていくらしいので、妻と私だけが食べている訳ではない。また、子どもに何かを送ってやるときに箱の隅に数個を入れてやることもしているらしい。母親というのは細かな心遣いまで大変である。
八幡浜の真穴ミカンが最高だというし、それもそうだろうが、私は広島の大長ミカンが最高だという意見を依然として変えてはいない。さすがに松山ではお店でも大長ミカンを見かけることはほとんどないが、お店に並んでいるときには特別な値段がついていることが多い。それくらい大長ミカンはおいしいのである。
大長に近い、今治市の島では昔の関前村岡村のミカンもおいしい。もっとも岡村のミカンや大長のミカンを松山では見かけることはない。今治ではそれでも時々は見かけることができるのであろうか。
瀬戸内海に浮かぶ島は海が比熱が大きいので、季節も穏やかで冬でも天気のいい南側の斜面などでは本当に暖かい。そこに植えられたミカンがおいしいのはうなずける。
これは急に話が飛ぶが、ライン河河畔のブドウ畑でもラインからの反射光とか太陽の直接の日差しや適当なラインからの湿度でいいブドウができて、それだからいいワインができると聞いている。
ラインガウだとかヨハネスベルク(ヨハネスベルクはワイン酒場の町として有名なリューデスハイムに近い)だったかのブドウ畑は南向きの斜面にブドウ畑が広がっており、いいブドウがとれる。私のお好みのドイツワインはしかしラインワインではなく、モーゼルワインであるが、最近ではあまりこれらのワインを賞味する機会が減っている。
これは本質的に私がアルコールファンではないことが原因である。そろそろ忘年会のシーズンである、気のあった仲間とまた白のモーゼルワインでも飲むことにしようか。それと朝鮮の白酒マッコリもあれば、最高であろう。