数学・物理通信2巻6号の発行の準備ができた。もっとも一通りの準備なので、まだすぐに発行するわけではない。
来週の発行になろうか。原稿を投稿してくださる人が結構いて、私たちのサーキュラーは成り立っている。そのことには編集者としてはまず感謝をしなければならない。
むしろ、投稿を十分にさばくことができていないので、投稿者にイライラ感を与えていないかと心配になる。そのためにできることはしてきたが、それでもまだ編集者としては十分な働きだとまでは言えない。
なんでも自分の理想と現実には乖離がある。それでも少数の人々の要望しか満たしていないとしてもこのようなサーキュラーの存在意義もあることと思っている。
基本的にはプリントして配布することをしないので、その点の費用はかからない。もしそうではなくていくらか費用がかかるようならば、このようなサーキュラーは成立しないに違いない。そういう点では社会に対する影響力はあまりないかもしれないが、このようなサーキュラーの発行はなかなかのいいアディアであったと思う(自画自賛?)。
一号のページ数はおよそ30ページを目安にしているので、今回もこの規準を守ることができたのでほっとしている。別に印刷をするわけではないので、何ページでもいいはずだが、出来上がりが十分であるかの検討するためには一度もプリントしない訳にはいかない。というのは一度はプリントをして原稿の検討をしておかないと思わぬ齟齬があるかもしれない。
何回も30ページにおよぶプリントをしなくてはならないのはちょっとたまらない。だが、ディスプレイ上だけではいくら検討してもミスが起こりうる。そのことを避けるためにはどうしても編集段階で数回のプリントはしなければならない。
できあがってしまうともちろんこのプリントは保存のための1部を除いて必要ではないので、これは編集人以外が知る必要はないが、なんでも舞台裏は厳しいところがある。