私の亡くなった母はゲン担ぎをする人であり、9のつく日に旅行に出ることや餅つきをすることを嫌った。これは迷信にしかすぎないが、それでも生前それに逆らうことは控えてきた。
今日は29日であり、もし生きていたら100歳を越える母なら、今日餅つきをすることを憚ったであろう。だから、多分明日の30日かまたは昨日の28日に餅をついたであろう。木の臼で餅つきをしたものである。
このごろは餅をつく機械ができているようで、一種のイヴェントとしての餅つきは別として家庭で餅をつくのはもちつき機でつくのが普通となっている。私はその餅つき機を見たことがないのだが、便利な時代である。
私には今年の年末の非常事態でいつも聞いているNHKの外国語の講座も聞くことができなかった。多分、子どもが東京に帰ってしまうまではそういう事態が続くだろう。そんな訳でその他のしなければならなかった予定が大幅に狂っている。
それらの多くは年明けの平常に復するまでにはまだしばらく時間がかかるだろう。E大学に取りに行く書籍の受け取りも越年してしまった。なにせ12月22日くらいから私の日常生活のリズムは狂ってしまった。いわゆる非日常モードに突入している。
「け」と「はれ」という語でいえば、「はれ」に突入してしまったのだ。こんなことは何年も経験したことがなかったので、ブログですら書かない(むしろ書く暇がない)日が数日続いた。昨日か一昨日からブログだけは元のモードに戻ったが、その他はまだ非日常モードである。
とはいうものの、午前中は高井の里の丈が渕公園まで水を1ヶ月ぶりに水を汲みに行った。午前中は晴れて天気がよく、暖かだったせいか水を汲みに来た人がたくさんで、待ち行列ができていた。しかし、これで正月の水も用意ができた。