数学・物理通信3巻2号を昨日の金曜日に発行した。昨日もう一度自分の原稿をチェックしたら、式の番号が一部間違っていることに気づいて、修正した後に発行した。
本当なら、来週の月曜の4月1日以降に発行するのだが、それだと4月になるし、4月1日はApril foolなのであまり望ましくない。それで普通はそういうことはしないのだが、あわてての3月中の3巻2号の発行となった。
「並進演算子」はこの数学・物理通信に載せることにはためらいもあったが、この通信の読者は必ずしも専門家ばかりではないことを考慮して載せることにした。これは私自身が四元数との関連で疑問に感じたことがきっかけであったので、四元数との関連が間接的にはあった。
いつも言っていることであるが、幸いなことに投稿をして下さる方が常にあり、また名古屋大学の谷村さんのようにご自分のサイトにリンクしてくださる方もおられる。それで外に向かっても開かれている。
それで、私から直接にメールでお送りする方々はほんの30人を越えるか超えないかのくらいであるが、心ある人々には届いていると思っている。別に誰かからほめてもらいたいわけではないし、これは自己満足であってもいい。
中西先生と世戸さんの論文のように改稿されて専門の物理研究雑誌PTEP(Progress of Theoretical and Experimental Physics)に掲載されたような論文も出て来ている。
これはもちろん編集・発行人の私の誇るべきことではなく、単に一部の著者のレベルの高さを示すものである。だが、そのお手伝いの一部を担っていることは主張してもいいだろう。
今後も気楽に発表できる、自由なサキュラーで、「数学・物理通信」はありたい。