昨日、友人のR氏が先日手術をして病院にいるので、お見舞いかたがた出かけた。
R氏と二人きりでいるときはドイツ語で話をするというのが通例となっている。別に二人でこんなことを申し合わせたわけではないが。
このときに、あることを話していたときに大きな間違いをしてしまった。間接疑問文のときにobで始まるということをまったく思い出せなかった。おかしな話し方だと思ったのだろう。「すぐにobを使うのだよ」と指摘してくれた。
obを使うということを私が知らなかったわけではないが、これはあくまで机の上の知識でそれが使えるようにはなっていなかったということだ。
こういう恥ずかしい話をいくつか私は持っている。いつだったか日本語の女子学生を直訳して、女子Frauと訳し、学生は男性名詞のStudentを使ってFraustudentと言ったことがあった。
そのときには日本人のドイツ語の先生のMさんもいたのだが、Mさんが後でStudentinと言っていたので、ああそうだったとやっと思い出した。
また、あるときには女子高校のことをFrauenschuleと言ったら、ドイツ人の女性がその意味は分かったらしくて、M"adchensschuleと言い直してくれた。
また別のあるときは大学で男子学生が女子学生とつきあいたがっているというのにumgehenという語をつかったことがあった。
そのときも相手はドイツ女性であったが、umgehenは場合によってはセックスをするという意味もあるが、もちろんそういう意味で言ったのではないとわかっているので、後で女性と「知り合いになる」という意味で、kennen lernenという言い方をされていて、なるほどkennen lernenはそういう使い方をするのだとようやくわかった。
この場合だってkennen lernenという言い方を知らないわけではなかったのだが、そういうときに使うという風には頭が働かなかった。
ちなみにumgehenとの関連語としてUmgangspracheという言葉がある。日常語とか口語とかの訳が辞書に出ている。Umgangには交際という意味がある。
後の3つ間違いは決定的な間違いかどうかは知らないが、どうもこういうへまをいつもしている。
だが、こういうへまができるというのもある程度ドイツ語が話せないとできないなどといつもあまり自己反省をしないから、いつまでたってもドイツ語が上達しない。