物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

楽観主義を育てる

2015-08-01 18:11:39 | 日記
昨夜のNHKの白熱教室「本当の楽観主義とは」の第3回であった。

今回は「楽観主義を育てる」という話で

楽観主義の人と悲観主義の人とでは寿命までも楽観主義の人が悲観主義の人よりも10年くらい長生きできるという統計結果もあるとか言われていた。

大事なことをあわててメモしたので、ここに書いておこう。楽観主義の要素はつぎの4つであるが、特に3の「粘り強さ、根気」が重要だということであった。

1.ポジティブな思考
2.ポジティブな行動
3.ねばりづよさ、根気
4.自分をコントロ-ルする

楽観主義とは1のポジティブな思考のようにも思われるが、むしろ2のポジティブな行動と3のねばりづよさ、根気が楽観主義を形作っているとのことであり、これが一番大切なことである。

なんでも失敗にめげない気持が必要だと知った。日頃、ビジネスに勉学に励んでおられる方にはいいアドバイスであろう。



水俣病と裁判

2015-08-01 11:04:45 | 日記
原田正純『水俣病』(岩波新書)の一部を読んでパソコン入力している。

法理論というものは変なもので予見可能性とか無過失とかが争われるという。また注意義務も問題となる。

水俣病患者が起こした訴訟で問題だったのはチッソという会社が起こした病気を予見できたかどうかだったというが、そうではなくて、もっと奥深い論理で訴訟を起こした患者やその支援者は闘った。

いままでの法理論を大幅に変更するような考え方をもとにしてこの訴訟に患者たちは勝ったのだが、それはいままでの法理論になかったような考えであった。法理論といえども社会の自然科学や何かの影響を受けて変わらなければならないということである。

今朝の新聞では検察審査会が2度目の福島第一原発の津波事故を予見できたのではないかという観点から、東電元幹部の起訴に踏み切った。その裁判を元にして新しい事実も掘り起こされるかもしれないし、新しい法理論の構築もされるかもしれない。

そんな予想を起こさせるニュースであった。