安保法制法案反対デモ

市駅前の坊ちゃん広場から湊町-大街道を通って一番町までの安保法制法案反対デモに参加してきた。

そういうデモがあるのを知らなかったのだが、妻がどこかから聞きつけて来て、参加させられた。もっとも本人は私を出発地点に車で運んでくれただけで一緒にデモしたわけではない。

このデモのときに、知っている人にも数人出会った。もっとも大学人はあまり見かけず元愛媛大学法文学部の K1 先生と私とそれに松山大学の E さんであった、文化人としては石手寺住職の K2 さんが来られていた。日曜の午後でもあり、暑いさなかであるので、よくデモに参加されたものだと思った。

K1 さんも　K2 さんも松山では有名人であり、無名の私とは違う。それに元大学人として旧知の O さんにも久しぶりにお目にかかった。この O さんにも昔大いにお世話になったことがある。

もっともデモは20代の若い人たちが計画をしたものであるが、愛媛の大学人と文化人ともそれに協賛する形での参加ということで最後尾を横断幕を持って歩いた。

別の知己の K3 さんにもであった。デモで歩くのは60年の安保闘争以来であった。

（注）私は政治学者の E さんがわからなかった。ほっそりとしたスマートな感じの青年であり、そういえば、先日愛媛大学であった学者・文化人の集まりでも講演をされたのだが、中国や北朝鮮から日本が攻撃される可能性はないのだということを説得ある論理で話してくれたのであった。

特に、中国とアメリカの関係はウィン-ウインの関係であり、尖閣諸島をもし中国が占拠する事態となってもそれでアメリカがその尖閣の紛争に関与してくる可能性はほとんどゼロだと言われた。

集団的自衛権で日本がアメリカに使われたとしてもそれが日本の自衛に利する保証はない。また、北朝鮮が日本を攻撃するほどの力はない。もし万が一攻撃しているようなことがあったなら、それは北朝鮮が国として亡ぶ時であるという。

国際政治学者というのはなんと透徹した論理で外交を見ているのかと感心をさせられた。