物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

武谷の思想の研究

2016-12-29 11:18:21 | 日記

八巻俊憲さんと金山浩司さん、それに岡本拓司さんの武谷三男論を最近読んだことになる。それぞれ独特の見解をもっておられるのだが、八巻さんと金山さんとはちょっと似ているかもしれいない。

岡本さんがどうだったかは初読のときの印象が残っていないので、再度読む必要がある。私にもそれなりの感覚とか思想とかがあると思うのだが、自分ではなかなかわからない。

武谷の思想は意外と単純だというのが八巻氏とか金山さんのお考えようである。そうかもしれない。

それに忘れてならない人に西谷正さんがいる。西谷さんはなんといっても坂田昌一先生の伝記を書いた人である。そういう人が武谷を次の研究対象として狙いを定めているのである。

そういう意味ではこれから10年くらいの間に武谷三男の研究は大いに盛んになるだろう。楽しみである。


昭和後期の科学思想史

2016-12-29 10:52:18 | 日記

『昭和後期の科学思想史』の武谷の項と広重の項を読んでいる。一回読んだので、再度、金山浩司さんの武谷三男論から読み返している。

1回目には何も意見がなかったが、2回目を昨夜読み終えてちょっと意見が出て来た。その意見はいずれ徳島科学史会の総会で発表したいと思う。

やはり人が違うと意見も異なるということだろうか。読んでいて基本的にはあまり違和感を感じなかったのだが、最後の金山さんの述べていることにすこしひっかかった。基本的に金山さんは武谷に批判的な姿勢をもっておられるらしい。そこらが私とは全く感じが違う。

でもなかなかこれらの論文を読むことは難しい。一晩に10頁も読むと疲れ果ててしまう。