物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

フーリエ変換とデルタ関数

2019-02-14 16:54:10 | 日記

直交関数系の完備性の問題は正規直交化の問題とともに重要なことであるが、なかなかわかりずらい。

小川さんの量子力学の講義ノートの編纂で、脚注になっているところがきちんと導出できなくて、ここの1週間ほど作業が滞っていたが、なんとか解決をみたようだ。

「なんと頭の巡りのわるいことよ」とひとりでぼやいている。いまはマトリックス力学のところの編集であり、この部分の修正と点検が終われば、つぎに図の入力にとりかかれるはずだが、なかなかそこまでいかない。

いまとりかかっているところはマトリックス力学のなかでも、変換論という箇所である。第2部はこのマトリックス力学が終われば一応3つの章の修正と点検がおわる。


MRIと閉所恐怖症

2019-02-14 12:12:45 | 物理学

優れた医学診療技術手段として、MRIが使われるようになってひさしい。ところが体内に金属を埋め込まれている人だけではなく、MRIにとっての障害となるのが、閉所恐怖症である。

実は、何を隠そう私自身が閉所恐怖症の持ち主である。それでもMRIの検査を受ける機会はいままでに1回しかなかった。ところが最近MRIの検査を受けなけらばならない事態となった。

さあ大変である。いまのところ鎮静剤を飲むことでこの閉所恐怖症をなんとかやり過ごしたいと思っている。

MRI検査に必要な時間は20分から30分といわれており、5分などという短時間ではない。それがいまのところの問題点でもあろうか。

話は突然かわる。私の学生時代だから、50年以上も前のことになるが、物理の学生実験で、核四重極共鳴の実験をパートナーのU君と組んでした。3か月くらい、ある研究室にはいり、その実験室で装置の回路(電磁波の発振回路?)を組んで、実験をした。

いわゆる核磁気共鳴(NMR)の実験ほど強い磁場を使うことはなかったが、それでも弱い磁場は使ったのではないかと思う。

なかなか核四重極共鳴が起こらず、苦労した。電磁場の周波数を細かく変えていき、共鳴の周波数にうまくいきあたると共鳴が起こる。それをオッシロスコープ上で観測して、その写真を実験の証拠として、先生に提出するのである。それで細かくダイアルをゆっくりとまわして、電磁波の周波数を変えていくだが、本当に微妙である。何日も何日も同じような作業であった。

当時、指導をしてくださった先生ももう90歳近くになっておられる。「物理実験は実験器具をなでたり、さすったりしないとうまくできないよ」とそのころに教えられた。

いつものように話が「MRIと閉所恐怖症」から、とんだ方向に外れてしまった。


池江りか子の文書

2019-02-14 11:47:33 | 日記

水泳の池江りか子選手が白血病だという発表をしたので、マスコミで報道がされている。

それに対するある大臣の反応などはいただけないが、それとは別のことである。

昨日、その発表に対して、多くの人々の反応や励ましについての、りか子選手のマスコミでの発表である。この文章が実に立派なもので、これは18歳の女性が書いたものにしては要点をついているし、こんな文章がすぐにかけるものなら、すばらしいと思う。

もちろん、池江選手ともなれば、それをマスコミに発表する文書は誰かがちゃんとチェックして修正をしているのであろう。それは弁護士さんであるのか、水泳連盟のマスコミ担当者であるのかはわからない。

だが、きちんと励ましや献血を申し出たりした方とか、現に白血病を患っている人に対する視点もしっかり述べている。

もちろん、言いたいことの要点は箇条書きかなにかで池江さん本人が示しているのではあろうが、それにしても簡潔でありながら、舌足らずではない見事な文章である。

マスコミではそんなことは当然としているが、感心したのでここに書かせてもらった。実は私のブログにしても気がついたら、毎回すこしづつ修正をしているので、なかなか達意の文章とはならないのが実情である。